妹があるホームに入居した。面会にゆこうと思い、車を走らせた。初めての場所で途中、道順を聞くため車を止めた所がスーパードラッグの庭。店内に入り訳を話すと、店長さんらしい中年の人が来て紙に丹念に地図を書いてくださる。申し訳ない思いで見ている。目当てになる家、橋、医院、また見通しの悪い交差点は要注意と細かな説明をしながら出来上がった。厚くお礼を言ってから、一枚の地図を頼りに進むとスムーズに目的地に着いた。物騒な世の中だが、こんな親切な人がいる限り、日本の未来はまだまだ捨てたものではないと余韻は残る。
霧島市 楠元勇一(83) 2010/2/20 毎日新聞鹿児島版掲載
霧島市 楠元勇一(83) 2010/2/20 毎日新聞鹿児島版掲載
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