わたしの人形はよい人形――。昔々の童謡。目はパッチリと青色で髪は毛糸の茶髪がチラホラ。胸当てズボンの男の子。身長60㌢で2歳くらいかな。外人ではない。名前は母の名をもじってミチル君と介護士さんの命名。
私と喜怒哀楽を共にして20年余り。転居のはめになった時ゴミ袋に収まったが、母の「可哀そうな」の一声で命拾い。居間やベッドで私を待って、うれしい時は笑い顔になり、さびしい時は青い涙が流れたり。私の一日が託される。
「うたをうたえばネンネして」。未熟なハーモニカを吹いてみた。
阿久根市 川畑マスミ(76) 2007/7/15 毎日新聞鹿児島版掲載
私と喜怒哀楽を共にして20年余り。転居のはめになった時ゴミ袋に収まったが、母の「可哀そうな」の一声で命拾い。居間やベッドで私を待って、うれしい時は笑い顔になり、さびしい時は青い涙が流れたり。私の一日が託される。
「うたをうたえばネンネして」。未熟なハーモニカを吹いてみた。
阿久根市 川畑マスミ(76) 2007/7/15 毎日新聞鹿児島版掲載
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