初夏の風を受け、こいのぼりが勢いよく空を泳いでいる。縁側からふと外を眺めると、ピカビカの一年生が大きなランドセルを背に、暑かったのか上着を脱ぎゾロビキながら何とモゼ下校姿。「こんにちわ! ゾロビちょいよ」と声をかけた。するとこどもの声も弾んで「マコテ!」と言いながら「学校は楽しいよ」と元気よく笑顔で答えてくれた。このふれあいがなくなってきたように思うのは、ぼくだけではないだろう。むかしは集落のおじさんに怒られたり、励まされたりと「ぬくもり」があった。今何が大切かを教えてくれたひとときのふれあい。
さつま町 小向井一成 2017/5/22 毎日新聞鹿児島版掲載
さつま町 小向井一成 2017/5/22 毎日新聞鹿児島版掲載
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます