「今年の金柑は小粒で色艶もあまりきれいではないから、小鳥の餌だね」。カミさんとそんな会話を交わした。まるでその話を聞いていたかのように、年も押し迫った強風が吹き荒れた日、大きく揺れる金柑の木にしがみついて、実を突っついているヒヨドリが1羽いた。
風にあおられて枝が上がると全身が現れ、下がると見えなくなる。何もこんな日に来なくてもと思いながら、上がり下がりするところを見ていたら、急に大粒の雨が降り出した。洗濯物を取り込む騒ぎを横目に、ヒヨドリはキ、キーッと鳴いて飛び去った。忙中閑あり。
西之表市 武田静瞭 2011/1/18 毎日新聞鹿児島版掲載 写真は武田さん提供
風にあおられて枝が上がると全身が現れ、下がると見えなくなる。何もこんな日に来なくてもと思いながら、上がり下がりするところを見ていたら、急に大粒の雨が降り出した。洗濯物を取り込む騒ぎを横目に、ヒヨドリはキ、キーッと鳴いて飛び去った。忙中閑あり。
西之表市 武田静瞭 2011/1/18 毎日新聞鹿児島版掲載 写真は武田さん提供
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