紅白歌合戦で三輪宏明さんの「ヨイトマケの唄」をしんみりと聞いた。ヨイトマケと聞けば終戦から3年。中学1年生だった私たちは当時教室が足りず、すしづめの学習。校舎建設にヨイトマケを高らかに歌うおじさんの越えにあわせて、ヨーイ、ヨーイと滑車の綱を引いた。炎天下に防止もかぶらず汗まみれ。自分たちの校舎造りの手伝いに力が入った。完成した真新しい教室での思い出はひとしお。進学、就職で故郷を離れ、しばらくして、まなびやを訪ねてみると跡形もなく市民の広場になっていた。ヨイトマケの歌も作業したのもあの時だけだった。
出水市 年神貞子 2013/1/18 毎日新聞鹿児島版掲載
出水市 年神貞子 2013/1/18 毎日新聞鹿児島版掲載
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