キンギアナムが咲いている。カミさんが毎年少しずつ株分けしたもので、それほど数はないが、それでも白とピンクの花が甘い香りを放つ。洗濯物を取り込んでいたカミさん、「ここまで甘い香りが漂ってくるわよ」
午後5時半も過ぎ、夕日を背に受けて帰路に就く看護師さんたちが「あら、甘い香りがするわよ」「ホント、いい匂い」と口々に言いながら通りすぎた。
向かい側のオガタマは花弁を散らし初めてはいるが、香りはまだまだ健在、キンギアナムと甘い香りを競い合っているかのようだ。そして、ニオイバンマツリが次の出番を待っている。
鹿児島県西之表市 武田静瞭(83) 2020/5/9 毎日新聞鹿児島版掲載
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