私64歳。66歳になったばかりで突然逝ってしまった母の年齢に近づいてきた。19年前のお正月に、3月に予定日でった初孫を身ごもっていた私に「裕子ちゃん、きっといい子がうまれるよ」と帰り際にそっと言ってくれた母。その母が逝ってしまって、2週間後に娘が生まれた。「初孫を見せるのが間に合わなくて、ごめん!」と泣いたらお腹の子がドンと蹴った。お葬式でもドンドン蹴ってきた。「泣くな母ちゃん」と言っているようだった。天国の母と子供のリレーのようだと感じた。ずっと2人に励まされていたのだなあとしみじみ感じている。
鹿児島市 萩原裕子 2016/11/29 毎日新聞鹿児島版掲載
鹿児島市 萩原裕子 2016/11/29 毎日新聞鹿児島版掲載
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