5月8日、93歳の母を亡くした。初盆に備え棚を整理していると、母が生前つけていた日記が出てきた。辛抱人らしく新聞チラシの裏を数十枚とじ、それに書かれていた。数冊あった。
私は50歳まで28年間、母の手伝いのもと小さな美容室を営んでいた。日記は、1人しかいない孫が希望の大学に合格し天にも昇るほどうれしかった日のこと、今日はお客様が多くて本当によかった、今日は少なくて自分の洗髪をしてもらった……など、ほとんど毎日つけてある。涙して読んだ。母のつたない時が私の一番の宝になった。私を生んでくれて本当にありがとう。
薩摩川内市 江口とみ子(58) 2007/8/12 毎日新聞鹿児島版掲載
私は50歳まで28年間、母の手伝いのもと小さな美容室を営んでいた。日記は、1人しかいない孫が希望の大学に合格し天にも昇るほどうれしかった日のこと、今日はお客様が多くて本当によかった、今日は少なくて自分の洗髪をしてもらった……など、ほとんど毎日つけてある。涙して読んだ。母のつたない時が私の一番の宝になった。私を生んでくれて本当にありがとう。
薩摩川内市 江口とみ子(58) 2007/8/12 毎日新聞鹿児島版掲載
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