夏の高校野球の開会式は、猛暑の中、給水タイムなどの配慮も見られた。そんな甲子園球場での来賓の挨拶。どの方にとってもどうしても伝えたい言葉、省くことのできない内容だろうことは推察できる。だが、選手や大会に携わっている高校生の体調が気遣われる程の冗長さであってはならない。昭和の高校野球をけん引した牧野直隆さんのことが思い出された。
開会式の挨拶や閉会式の講評など、簡潔で歯切れが良かった。肝心な内容は、厳正、公平で、格調高く、そして何より高校球児への愛があふれていた。清涼感さえ運んでくれた。
熊本県菊陽町 有村貴代子(72) 2019/8/22 毎日新聞鹿児島版掲載
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