3面の中村秀明さんのコラム「水説」に「立ち止まらせる言葉」とあり、文筆家の池田晶子さんのお話がありました。「しゃべり散らし、書き散らしで、たちまち忘れてしまうよね。大事でないから忘れてしまうんだ」「本当の言葉というのは、人間を、そこに立ち止まらせ、耳をすまさせ、考え込ませるものなんだ」学生時代、ドッジボールの球を胸できゅっと受け止めた感覚。そして全力で投げ返した時のさわやかな空気。そんな言葉のように思えてきました。木陰の下から青空を仰ぎ、せみしぐれの下でちょっと優雅な心の時間、そんな言葉を探しています。
熊本県八代市 相場和子(91)2018/8/9 毎日新聞鹿児島版掲載
熊本県八代市 相場和子(91)2018/8/9 毎日新聞鹿児島版掲載
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