団塊世代のぼくもついに古稀を迎えた。人口の多い世代。「お荷物」「高齢者」とも呼ばれ、ちょっとさびしい気もする。でも若い人と違うのは昭和の高度成長期を生き抜いてきたそれなりの人生経験があることだ。古稀を迎えビンタに浮かんだのが、母ちゃんの口癖「光陰矢のごとし」。何かにつけて行動が遅かったので「ハヨセ」と怒りながら、このことわざをくりかえし使って励ましてていた。まさに、あっという間の70年が過ぎた。ただただ母に感謝するだけである。たった一度の人生、この残されたいまからの人生こそが本当の人生だ。
さつま町 小向井一成 2018/3/31 毎日新聞鹿児島版掲載
さつま町 小向井一成 2018/3/31 毎日新聞鹿児島版掲載
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