夫が畑からとってきたキャベツに虫食いの穴。葉をはいだらなめくじが2匹。勢いよく水をかけ、排水溝に流して熱湯をかけた。とってきたまま置いておくと虫が壁を伝ったり器にくっついたりして気色が悪い。「無農薬野菜を食べる虫は元気が良い。何も汚くない」。平然としている夫に腹が立ち「虫のついた野菜はもういらない」とわめいて度々けんかをした。
畑作りを楽しんできた夫も肩を痛めてから体を動かすのがおっくうになった様子。畑に行く回数も時間も少なくなった。虫つき野菜がとれないと、けんかの種が一つ減る。
鹿児島市 馬渡浩子(72) 2020/3/17 毎日新聞鹿児島版掲載
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