岸壁に釣り糸を垂らし、ゆったりと魚が釣れるのを、釣り人が待つ。シューイ、シューイと水平に翼を広げてカモメが行き交う。釣り糸にかかった魚をカモメが横取りするさまを目のあたりにした。せっかく糸にかかった魚。それを風のように口ばして挟み取る横柄なカモメ。上空を旋回しては挟みとる。「滑稽? それとも本能?」。
カモメとは知らずに夫から教わった。新発見だった。釣り人は複雑な心境だろう。憎らしいカモメと思うだろう。近くにはヒヨドリも4,5羽飛び交っていた。藍色した冬の海の潮騒が漂う和やかな光景。
姶良市 堀美代子 2011/3/19 毎日新聞鹿児島版掲載
カモメとは知らずに夫から教わった。新発見だった。釣り人は複雑な心境だろう。憎らしいカモメと思うだろう。近くにはヒヨドリも4,5羽飛び交っていた。藍色した冬の海の潮騒が漂う和やかな光景。
姶良市 堀美代子 2011/3/19 毎日新聞鹿児島版掲載
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