「チッ、チッ」と枝から枝へと今年もメジロがやって来た。サワーポメロを横に二つ切りにして棒に差す。それを見やすく剪定して丸い枝々に差したまま、載せておく。
夕方、メジロとヒヨドリがやって来る。丸いミカンの縁を細い足で器用につかんで、警戒しながらついばむ。
2.3度ついばんでは安心したのか、またついばむ。たちまちみずみずしいオレンジジュースは空っぽになってしまう。縁側からガラス越しにじっと眺めていると、とてもいとしい。「また、明日も待ってるよ」と。
出水市 畠中大喜 201/2/28 毎日新聞鹿児島版掲載
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