孫の13歳の誕生祝いをすませて外に出ると、ビルの間の東空は真っ黒だ。
「こっちへ来る、早く早く」と車に乗って我が家へ。100㍍も行かないうち車の屋根に小粒の隕石の入った黒いオーロラから降り始めた。キターッ。
そして電車の軌道を越えて更に行く手にはまるで私たちをいざなうかのように噴煙帯がある。トンネルを出たところでついに窓が白く覆われたので停止。新川を渡り墓地への道。紫原も噴煙の流れのただ中にある。
「年中、県のどこかで、特に大隅半島は大変なのよね」と。いつもの夏の風物詩が。
鹿児島市 東郷久子 2012/6/7 毎日新聞鹿児島版掲載
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