25年くらい前の苦い思い出。当時長男が横浜にいて、主人と行くことにした。新幹線を降り、乗り換えのため階段を降りていくと目の前に電車が。思わす私は小走りで飛び乗った。その途端、ドアが閉まった。心筋梗塞の治癒後で「走らぬように」との言葉を守り、主人は乗っていない。思わず私はドアに手をかけて開けようとした。そばの人も手伝ってくれたがもちろん開くはずはなく電車は出発。次の駅で下車した。幸いすぐ後の電車で主人は来てくれたが「ごめんなさい」とただ謝るだけの私に「ばかだなあ」と一言。亡き主人との思い出。
熊本市中央 原田初枝(88) 2018/6/24 毎日新聞鹿児島版掲載
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