母を医院に送る。待合室に行くと、額に大きなガーゼを貼った友が座っている。
目が合って、笑いながら同時に「しょちゅん鑑札!」。静かな待合室がどっと沸いた。
言葉の意味を知る方だけが、腹を抱えて笑った。
若い方は、なぜ笑い声が起きたのか、左右を見て、天井まで見上げてキョトンとしていた。
焼酎に足を取られて、できた顔の傷がしょちゅん鑑札。「これで天下公認の飲べえじゃ。でも、うれしいやら情けないやらで、人に会わす顔がない」
「焼酎の鑑札」をご存じの方に「乾杯」。
出水市 道田道範 2013/6/11 毎日新聞鹿児島版掲載
目が合って、笑いながら同時に「しょちゅん鑑札!」。静かな待合室がどっと沸いた。
言葉の意味を知る方だけが、腹を抱えて笑った。
若い方は、なぜ笑い声が起きたのか、左右を見て、天井まで見上げてキョトンとしていた。
焼酎に足を取られて、できた顔の傷がしょちゅん鑑札。「これで天下公認の飲べえじゃ。でも、うれしいやら情けないやらで、人に会わす顔がない」
「焼酎の鑑札」をご存じの方に「乾杯」。
出水市 道田道範 2013/6/11 毎日新聞鹿児島版掲載
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