連日の熱中症警戒アラートの中で立秋を迎えた。しかし秋の気配なんてどこにもない……。
列島各地を熱波が襲い、酷暑日なんて言葉が連日報道された。
そして今日は処暑。厳しい暑さが峠を越す目安とある。深夜、トイレに起きると、か細いコオロギの鳴き声が聞こえた。日中の暑さは続いても生き物には季節の変化が分るんだなあ。
翌朝、窓を開けると、ひんやりとしてまぎれもない秋の空気。久しぶりに生い茂る雑草取りを頑張った。私がかすかな秋を感じる花「玉すだれ」も満開になっていた。
鹿児島県鹿屋市 西尾フミ子(88) 2022.9.2 毎日新聞鹿児島版掲載
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