はがき随筆・鹿児島

はがき随筆ブログにようこそ!毎日新聞西部本社の各地方版に毎朝掲載される
「はがき随筆」は252文字のミニエッセイです。

二百十日、そして秋

2012-09-01 14:51:52 | アカショウビンのつぶやき


 今日は立春を起算日(第1日目)として210日目の二百十日。
ちょうど、この頃が稲の開花期にあたり、強い風が吹くと花粉が散り、実りが悪くなることから、厄日と言われてきたらしい。
私が子どもの頃は、よくこの頃に台風が来て、学校が休みになる…とうれしかったものだったが…。

関東大震災は1923年9月1日。義兄はその日に長崎県壱岐に生まれ、母方の祖父は関東大震災で焼死した。大惨事のあった、本所被服敞で亡くなったという。
当時、都心から離れた所に住んでいた母は3歳と1歳になったばかりの二人の男の子を抱え、地震の被害には遭わなかったものの、度々の余震に生きた心地はなかったとよく話していた。
それに悪意のデマの恐怖も…。

関東大震災から89年、今また、南海トラフ巨大地震の被災予想が、連日報道されている。
そして今日は防災の日。
自分でできる安全対策を実行しないと!
毎年、考えるだけで実行が伴わない私。
非常持ち出しリュックは、用意した8年前にはしっかり背負えたけれど、今はどうなんだろう。
立ち上がる事さえできないかもしれない…ヤバイ。

寝るとき頭の上にある、亡夫の写真も、大きな揺れだと、まともに落ちてくるかもしれない。
いつもそばに居たいのだけれど、ゴメンネ。なんとかしなくちゃ。

日本沈没が現実となりそうな日本列島。
原発は本当に大丈夫だろうか。

節電が叫ばれたこの夏、来客のとき以外は、エアコンなしで頑張った。
そして今朝は寒さを感じるほどの冷気で目が覚めた。

秋が来たー。
いつも私に秋を知らせてくれる、タマスダレも咲いた。


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2 コメント

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防災の日 (yattaro-)
2012-09-01 16:31:18
二百十日に続く防災の日。
朝夕の涼しさに、いよいよ秋の訪れを肌で感じられるのは嬉しいですね。
その代わりとでもいいましょうか、南海トラフの巨大地震・津波の被災予想が胸をふさぎます。
それでも時節をキャッチするタマスダレは咲きますよね。
自然は何を起こすか分からない反面、私たちに見事な四季の訪れを教えてくれます。
ご自身で出来ることを確実になさって、心安らかに素敵な秋を迎えたいものです。
ペンを持つ手に力が入る季節ですね。
岩国エッセイサロンにいつもご注目頂いて、感謝しております。有難うございます。
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ゴメンナサイ (アカショウビン)
2012-09-01 19:49:38
yattaro-さま
見落としました。
「夏の終わりに」を。ゴメンナサイ。
他にも見落としはありませんでしたか。

厳しい季節はご高齢の方には酷ですね。
50年昔の事ですが、私の母は猛烈な寒波に襲われた寒の真っ最中に亡くなりました。葬儀に参加してくださった方が、何人も風邪を引いたと後で聞き、本当に申し訳ない思いでした。

yattaro-さまも、お身体おいといくださいね。
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