「えっ~、今日もこれ?」と不満顔の私。「毎日、一緒で悪いね」と母の言葉。今晩もタマネギのみそ汁と目刺しの晩ご飯だった。「戦地では今度いつ食べられるか分からなかった。目の前に出された食事を感謝して食べた」
普段は寡黙で厳格な父が口を開いて戒めた。私が10歳時の我が家の風景だ。
社会人になり外食が増えた。味付けが口に合わなくても、注文した料理はきれいにいただいた。ラーメンのスープも飲み干す。調理してくれた人と食材の「いのち」に感謝を込め、亡き父母へのわびの心でいただく。
鹿児島市 吉松幸夫 2011/3/14 毎日新聞鹿児島版掲載
普段は寡黙で厳格な父が口を開いて戒めた。私が10歳時の我が家の風景だ。
社会人になり外食が増えた。味付けが口に合わなくても、注文した料理はきれいにいただいた。ラーメンのスープも飲み干す。調理してくれた人と食材の「いのち」に感謝を込め、亡き父母へのわびの心でいただく。
鹿児島市 吉松幸夫 2011/3/14 毎日新聞鹿児島版掲載
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