大隅の山に久しぶりに出かけた。コロナ騒動で登山まで禁止になり、とんだ巻き添えであった。
この山は照葉樹の原生林であり、植物も豊富である。小生は野生の石斛の花を見るために訪れたのである。
ラン科で有名なのはコチョウランであるが、この花は人間の召使のごとく周りを照らす花である。石斛は大きな木の幹や枝に着生しており、ひっそりと白い花を咲かせている。それは、神秘の森の妖精のごとくである。
ストレスも発散して、はるばる来たかいがあった。
鹿児島市 下内幸一(71) 2020/8/9 毎日新聞鹿児島版掲載
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