はがき随筆・鹿児島

はがき随筆ブログにようこそ!毎日新聞西部本社の各地方版に毎朝掲載される
「はがき随筆」は252文字のミニエッセイです。

桜島山

2006-02-08 13:50:30 | はがき随筆
2月8日
 桜島は島か山か。ある人は「その名の通り島だ」と言い、ある人は「いや山だ」と言う。「大正の御代に大噴火して、島と陸地がつながったのだから、それから後は山ではないのか」「山と言うのなら、なぜ桜山と名を変えぬのか」。侃々諤々、閑人の議論か?
 甑島から鹿児島市の高校に入学し、桜島の勇姿に魅了された。今は亡き中学校の恩師に「桜島のような雄大な人間になりたい」と便りした。桜島は七色に輝くという。レインボー桜島。素晴らしきかな鹿児島のシンボル。冬の日に映えて雄々しき桜島。いつまでも我が師であれ桜島山。
   鹿児島市鴨池 川端清一郎(58)


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4 コメント

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Unknown (わいわい)
2006-02-17 09:58:13
冬桜島を間近に見た。う~んやっぱり素晴らしい。ここでコンサートをやった長渕さんのき持ちが少し伝わった。
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駿さま有難うございます (赤翡翠)
2006-02-09 21:44:39
今は静かな桜島ですが、厄介者扱いの時期もありました。

燃えてこそ桜島なんですが…。
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ふるさとの心 (駿)
2006-02-09 17:45:01
 横浜から毎朝、パソコンの桜島を覗いています。子供の頃は、どの路地裏からも見えていましたね。両親のおもかげと桜島はダブります。
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鹿児島の誇り (りう)
2006-02-08 15:12:42
いつ眺めても『魅せられる』桜島への、畏敬にも似た想いが溢れた作品ですね。

誇りに思う気持ちがいっぱい詰まっていました。宮崎にはちょっと比肩するものが見当たりません。羨ましいです。
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