5月「宝物」がはがき随筆に載った。50年前の母がくれた〝すいだし膏薬〟が残り少なくなり、捜してもみつからないというものだった。土曜の朝のラジオで放送されると効果絶大、友達や知らない人まで、薬の記事やインターネットで調べたものを送ってくれた。その中にあったのです。早速、随筆文まで同封して、これほどほしい薬である事を強調して送った。1個で50年もつとして私はいま71歳。120歳までもつな。安心してトゲを刺そう。と思ったのに、今は廃業して、ないとのこと。残りの膏薬はあと2.3回。私の世界遺産にするしかない。
阿久根市 的場豊子 2017/12/18 毎日新聞鹿児島版掲載
阿久根市 的場豊子 2017/12/18 毎日新聞鹿児島版掲載