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「股関節重心」と「お灸セルフケア」でコリ・痛みの無い身体に

コリと痛みの無い身体へと自身の身体を変えていくプロセスの記録とお灸セルフケアについて

鍼灸問答(3-2/3)〜片手挿管とコスト〜

2019-04-06 19:35:58 | 鍼灸問答
(生徒と小先生との対話の件を聞いた片手挿管不要論の中先生、と実技担当の小先生の対話)

小先生)中先生困りますよ!生徒に片手挿管に大して意味が無いなんて言われては。

中先生)小先生にそんな事言っちゃいましたか!?オフレコだよ!と言っといたのになあ(笑)

小先生)言っちゃいましたか、も無いもんです。

困りますよ、片手挿管は実技の進級テストの課題でもあるし、生徒にしっかりと練習させなくちゃあならないんですから!

中先生)そりゃあ申し訳なかった。だけどそれはそれとして、ディスポ鍼の時代には昔ほど大事でもないでしょ、ぶっちゃけ(笑)

小先生)そんな事は無いですよ。確かに、ディスポ鍼使えば挿管せずに鍼は打てますけど......やっぱり片手挿管は鍼術の基本ですから!

中先生)小先生は頭が固いなあ(笑)

無くても済む技なら、わざわざ何時間も割いて生徒に苦労させるよりも打ち方とか打ってからの鍼の操作とかもっと大事なことをまず練習させた方がいいですよ。

実技の時間も限られてますし......形だけ教えて後は生徒任せでいいじゃあ無いですか。

現にうちの母校の教授連中はディスポ鍼使って一ヶ所一本で施術していって片手挿管なんかしないですよ。

小先生)そう言われても......!......うちの生徒達は大学教授と違って街の鍼灸院の先生=経営者になって行くのだから、コストのことを考えたらやっぱり片手挿管で一本の鍼で何カ所も打った方が良いでしょ!そう!コストですよコスト!なんと言っても食べれなければしようがないでしょ!

中先生)コストかあ......といっても鍼の価格なんて金や銀の鍼でもなければ一本10円以下程度なんだし......。

小先生)それでも街の鍼灸院にとっては大きいですよ。例えば、1回の施術で100本打つとすれば1本10円としても1000円じゃあないですか。これを片手挿管使って仮に1本で出来れば10円で打てるわけでしょ。まあ、現実には1本じゃあ無理としても10本プラスαで済みますから、それでも大きいでしょ。

中先生)コストかあ......コストねえ.......。確かに経営と考えるとコストは無視できないけどなあ......本末転倒というか、夢のない話ですなあ......。

花冷えで足踏みをしていた桜の開花も、この数日の暖かさで一気に満開へと。
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