曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

寒行(妙法寺)の行列に出会いました

2012年01月11日 | 日記

今日の柑橘



手前が普通のみかんで奥の2個が1105です

 今日ご紹介する柑橘は赤みの強い柑橘で大きさは65mm~70mmくらいでみかんより少し大きめの柑橘です。これも今年初めて結実した柑橘でまだ名前がありません。標識番号1105です。糖度12度くらいで酸味があります。

 


 夕方薄暗くなるころから日蓮宗の太鼓の音が聞こえてきました。もう寒行が始まったのかなと思いながら車で郵便局まで出かけました。いつものように助手席にカメラが積んであったので帰り道にウインドウ越しに撮影させていただきました。いつもに比べて信者の列が長く30人以上いたのではないでしょうか。もしかしたら今日は寒行の初日なのかもと思いながら帰って来たのですが、今日はまだ大寒ではないはずだし一体何の日なのでしょう。信仰のもと一生懸命修行に励んでいる方たちを写真に撮るのは少し気が引けるのですが安下庄で毎年行われている寒中の風物として今年も紹介させていただきました。



妙法寺の寒行

 


午後みかん畑へ行ってみると大変なことになっていました。数百羽のカラスがうちのみかん園に来ているのです。さっそく車から降りてカラスどもを追っ払いましたが上空を鳴き交わしながらなかなか立ち去りません。何に未練があるのだろうと不思議に思って見ていると、越冬完熟みかんの防鳥ネットの中にカラスが一羽入ってなかなか出られなくなっているのです。カラスは仲間意識が強く仲間の一羽が捕まったり何かに引っかかったりするとみんなは逃げません。

数百羽のカラス


 


寒いだけ 何事もなく 寒の入り

今年の暦では小寒は1月6日から、大寒は1月21からだそうです。我が家ではお正月に餅がつけなかったので寒餅でもつけるとよいのですが・・・・・

 

 


2011年の蝶 6

2012年01月10日 | 日記

今日の柑橘

まだ名前が付いていません。標識番号1101です。糖度は16度くらいで酸は0.9%、とても甘い柑橘です。直径が5cm以下で小さいのが玉にきず。

 

 


 

6月の蝶-2

6/04

山で羽化したばかりのアサギマダラ     5月の下旬から6月にかけて越冬したアサギマダラが次々と羽化して大島ではあちこちで見られるようになります。多くは気温の上昇とともに北日本に向かうものと思われます。

 

ゴマダラチョウ     オオムラサキと近い仲間ですがオオムラサキより一月位早く出現します。

 

イシガケチョウ ♂

 

ウラギンシジミ ♂

 

ルリシジミ ♂

ルリシジミ2化の雄が大発生しました。このルリシジミの群れは全て雄で雌はまだ出ていません。ルリシジミはヤマトシジミと並んで日本では最もポピュラーな蝶で沖縄を除く全国に生息しています。

 

6/5

コムラサキ     コムラサキは柳の木で育ちます。最近は柳の木を見かけることが少なくなりました。

 

 

 

 


お客様  蒼鷺

2012年01月07日 | 日記

 年末からブログを再開して1週間ほど連続掲載をして少し息切れがしてきました。夕方までは今日はお休みしょうと思っていたのですが、夜になってあちこちのサイトを見て回っているうちにやはり何か載せようという気になって、さて何にしよう。2011年の蝶も6月まで進んでいますが私がそろそろ飽きてきているのだから見に来て下さる方たちはもっと飽きているだろうと思うと先に進むのに躊躇しています。6月の蝶なんかシーズンですから写真は数千枚くらいありますので選ぶのも大変です。そこで、年末にあったできごとを選んでみました。

 12月の28日のことです。お昼前に家から前の道路に出たところ向こうから珍しい方がこっちへ向かって歩いてきています。数秒間見つめていると私のことを気にせずこちらへ歩いてくるのです。とっさに家へ引き返し玄関においてあったカメラを持って道路まで戻ってみると、お隣の家の前まで来ていました。それからどうなったかは写真を見て下さい。

 


お客様は蒼鷺



また一歩一歩 歩き始めました 

私の目の前2m程のところを悠々と横切って行きました。

鳥の速さにカメラが付いて行けずアングルに収めきれませんでした。失敗、失敗!!!

とっさのながし撮りはうまくいきませんでした。この写真は没にするつもりでしたが今日は写真が何もないし「まあいいか」という所です。お粗末でした。

 

 

 


やまぐち フラワーランド (柳井市)

2012年01月06日 | 日記

 柳井にあるやまぐちフラワーランドへ行ってきました。

柳井の町へは買い物にしょっちゅう出かけますが、開園されて7年になるのに一度も入ったことがありません。何処にあるのかも知らずあのあたりだろうと見当を付けて行ってみるとウエルネスパークという運動公園に出ました。ここではないと分かってしかたなく、駐車場にいた若い人を捕まえて「フラワーランドは何処ですか」と聞くと近くだとのことで道も教えてくれました。

この寒い冬になんでフラワーランドなのかと不思議に思われるでしょう。今の時期の花と言えば葉ボタンとパンジー位のものです。そうなんです、花を見るのが目的ではありませんでした。ピザかパスタが食べたいと子供たちが言うのでチドリ・ダイニングへ行こうということになったのです。私にとっては蝶はいないし写真撮るものがないので何でも何処でもよかったのです。

 

 


 

やまぐちフラワーランドをご案内いたします。

イタリアンレストラン

みんなそれぞれ違うものを注文して味比べをしてみました。近くに行くことがあったら是非食べに行ってみて下さい。

珍しい植物

この木は泰山木ですがなぜここに???

よく見ると梢の先の方の葉が虫に食べられたような跡があります。この木はミカドアゲハの食草なのです。春になるとミカドアゲハが見られるかもしれません。高い梯子を貸してくれるならば木の中からミカドアゲハの蛹を探すのですが、 できませんよね。

 


この寒さの中でよく本が読めますね

子供たち


人気のない園内にも元気な子供たちがいました


お父さん・お母さん 写真一生懸命ですね


フリーキック   G.K.は大丈夫か

園内の売店

閉園の合図が鳴りました。冬の日はとっくに傾き夕日が花を照らしています。

 

それにしてもひと気のないフラワーランドさん 誰もオランドランドにならないよう頑張って下さいね。春になったら蝶の写真を撮りに行きますから。

 

 


2011年の蝶 5

2012年01月05日 | 日記

今日の花

ヒラタケをいただきました。きりたんぽ鍋にでもしようかと

 


 天気は良かったのですが、気温はあまり上がりません。それでもまだベニシジミが飛んでいましたしバッタもいました。


 

 


 

6月の蝶-1

6/01

ルリシジミ

斑紋異常のルリシジミ

アカタテハ

 


 

6/02

テングチョウ

天狗蝶という名がついたのは納得できます。鼻が長いというか高いというか、多分鼻ではないと思いますが。

モンキチョウ

ジャコウアゲハ 幼虫

イシガケチョウ

モンシロチョウ

クロアゲハ

スジグロシロチョウ

モンキチョウ ♀

紋黄蝶 黒い紋と黄色の紋が一対はっきり見えます。この蝶もとまったときには羽を開きませんのでこのように飛翔の姿を捉えないと羽表を見ることはできません。

ヒメジャノメ

ダイミョウセセリ

ゴマダラチョウ

ベニシジミと卵

コチャバネセセリ

オナガアゲハ ♂

イチモンジチョウ

ジャコウアゲハ ♂

 


初詣

2012年01月04日 | 日記

今日の花

ヤブツバキ

サザンカ

綿花   初めて栽培しました。繊維の長いエジプト綿です。種のほしい方にははいくらでもありますので差し上げます。

ムラサキシキブ    今年は小鳥が少なくていろんな木の実がまだよく残っています。

 

 


 正月も2日と3日は比較的天気もよくごろ寝をするにはもったいない気がして2日には蝶を求めて山へ行き、3日にはカモメを撮りに海の方へ行ったみました。そして港から長尾八幡宮へ初詣に行き、更に地区の氏神様の岩屋権現にもお参りしとかないと正月らしくないので家にいったん帰り餅を持って山へ行きました。このパターンは昨年と同じでいやもっと前も同じようなもので「去年今年同じ暮らしを幾歳ぞ」という訳で平穏無事は良いことなのでしょう。

今日は少し風が強く寒々としていましたが日差しは結構暖かくてレモン畑の風影ではムラサキシジミが飛んでいました。今年の二番蝶です。

 

 


 

長尾八幡宮

 

参道わきのこの桜は2年前に私が植えさせていただいた桜ですが、しっかり根付いたようです。最も早く咲く寒桜で品種名は「ウスカンザクラ」と言います。平年ですと2月の初めごろから咲き始めて2月いっぱい花を楽しむことが出来る桜です。由来については以前紹介したことがありますので省略しますがこの寒桜を大島にある神社やお寺に植えさせていただいている所です。まだ葉が落ち切っていませんがもう一月もするとちらほらと咲き始めます。100年後にはその枝が参道を覆い尽くすことになるでしょう。

この奥に稲荷神社があります。その更に奥へ続く小道があってこの八幡宮の森を一回りできるようになっています。この神社は結構古い神社で今の宮司さんは28代目だそうです。この森はほとんどの木が照葉樹で立派な木ばかりです。私のお気に入りの森の一つです。蝶の生息との関連があるので信仰心はあまりありませんがよくここへ来ます。姿は見せませんが高い梢の中で小鳥の鳴き声が満ち満ちていました。照葉樹林の雰囲気を味わって下さい。

春になると毎年ここへミカドアゲハを探しに来ます。その度に思うのは、トトロのように風に乗ってこの大きな森の上を飛べたらなあと。

この神社は背後に源明山を望むように建てられています。昔は気が付かなかったのですが何か意味のあることなのでしょう。

 

 

 


 

岩屋権現

 嵩山の7合目あたりにあって火山性の巨大な岩の洞窟に祠があって私の住む塩宇地区の氏神様です。正月にはお参りして餅を焼くのが習わしです。正月の一日から五日まで餅を焼くための火を絶やさないようにします。

参道

私が着いたのは4時過ぎていたのでもう誰もお参りしていませんでした。

ここで焼いた餅を食べるとその年は無病息災で過ごせると言われています。

帰る前に地区の役員さん達が登って来ました。

 

 

 


 

ムラサキシジミ ♀

1月4日 の蝶

気温はそれほど高くなかったのですが活発に飛んでいました。

 

 

 


港とカモメたち

2012年01月03日 | 日記

今日の花

港のそばの空き地に生えていました。実はなっていましたがさすがに花はありませんでした。

 

 


港の風景

正月らしい風景です

 

釣り人が投げた撒き餌に向かってボラが

家族連れが多いようです

三つ松の港   向こうの山は源明山

港の脇の蛭子さま

 


 

カモメたち

 

カモメの仲間は遠目にはよく似ていて種類の判別が難しい。河口や港の周りではいろんな種類が混在していて一層分かりにくくなる。ウミネコは尾羽に黒い帯状の模様がありくちばしの先端の方が赤黒く見える。ユリカモメは少し小型なので判別しやすい。くちばしと足が赤いのも特徴。セグロカモメは尾羽が真っ白で翼の先端が黒く見える。足はやや赤っぽい。

 

ウミネコ

 

 


セグロカモメ

 

 


セグロカモメ

 

 

 


ウミネコ

 

 


セグロカモメ

 

 

今日はウミネコとセグロカモメを撮ってみました。


嘉納山と初蝶

2012年01月02日 | 日記

今日の花

 

 


 

 正月2日は朝から晴れ渡りとても穏やかな小春日和です。

12月には忙しくて見に行けなかった越冬のアサギマダラの幼虫をまず見に行こう。それからしばらく行っていないので大島で最も高い山嘉納山へ登ってみよう。これだけ暖かいのだから何処かで蝶も飛んでいるだろうと思って久しぶりのフィールドワークにわくわくしながら出かけました。

アサギマダラの幼虫は元気でしたが道の側に生えていたキジョランの株が心ない人によって引き抜かれて亡くなっていました。ツルが周りに切り捨ててあり根っこだけ持ち帰ったものと思われます。私たちは山の植物を持ち帰る時には根っこは残すようにして木の一部だけ持ち帰り挿し木などで発根させます。根を残しておけばその株はその場所でまた再生することが出来るからなのです。挿し木が出来ないものは種を持ち帰り新しい個体を作ります。今日はキジョランの種を少し拾って来ました。山のキジョランの葉には秋に羽化できなかった蛹が何個か付いていました。寄生蜂かヤドリバエにやられたものでしょう。

嘉納山ではミドリヒョウモンの幼虫を探してみましたが見つかりませんでした。昨年の秋にミドリヒョウモンの雌が産卵している場所を憶えていたのでその周辺を念入りに探したのですがダメでした。今の時期ですと幼虫は10mmから15mmくらいなので発見は難しいのです。でもタチツボスミレのかわいい花が咲いていました。山の中で咲いていた唯一の花です。山頂付近には昨夜の雨が雪か霰だったのでしょう少し白いものがありました。

山では蝶に会えなかったので里に下りて来て、陽だまりの暖かい場所で初蝶を探すとラッキーなことにベニシジミが飛んでいました。2頭見つけましたが1頭は雌でスイバを探しながら飛んでいて、スイバを見つけるとその根元へもぐりこんで産卵していました。

 

 


アサギマダラの幼虫


羽化できなかった蛹

アサギマダラの食草 キジョラン

キジョランの種

キジョランの名前の由来はこの種が鬼女が髪を振り乱した姿に似ているからだそうです。本当かどうかはよく知りませんが。

 

 


嘉納山

シロハラでしょうかいきなり車の前に出てきたのでウインドウ越しに撮りました。


カンアオイ

大島で一番高い所 山頂

柳井方面   火力発電所が見えます

広島方面  白い船は松山からのフェリー

松山方面   島末の方に白木山が見えます

なぜかこの地は戦に関わりがあります

 


今年の初蝶はベニシジミ

 飛翔の姿を撮ろうとかなり追いかけました。シジミチョウは的が小さいので苦労しました。
2頭いましたが多分両方ともメスだと思います。蝶の世界では春に出始める時は雄が先に生まれて雌を待ちますがシーズンの最後は雄が先に姿を消して雌が遅くまで残ります。

 

正月や 陽だまりの中 蝶が飛ぶ

ベニシジミの食草であるスイバにとまっています

スイバの根元へもぐりこみ産卵をしていました。

 

初春に 産卵するや ベニシジミ

     無事に育てと 心より祈る