絵話塾だより

Gallery Vieが主宰する絵話塾の授業等についてのお知らせです。在校生・卒業生・授業に興味のある方は要チェック!

10月16日(水)絵本わくわくコース・松田素子先生の授業内容

2013-10-17 16:46:22 | 絵本わくわく塾
絵本編集者の松田素子先生の初回の授業は、松田先生の仕事の話をしました。
そして今回は特別に、絵本作家のきたむらさとしさんもご一緒でした!

まずは、きたむらさとしさんからのお話です。

イギリスで出版された『ぼくはおこった』『ふつうに学校にいくふつうの日』や、
日本で出版された『ポットさん』『わたしのゆたんぽ』などを見せていただきながら、
いろんなお話を聞かせていただきました。

20131016matudamotoko2

出版社に持ち込みをする時は、相手の気持ちを考えてプレゼンをする。
例えば、一目で好きかどうかがすぐに分かるように、一枚の紙に絵本のストーリーが分かるように描いて送る。
受け取った側も10分もあればストーリーが分かり時間を取らなくて済みますよね。

『絵封筒をおくろう』は、松田素子先生と作った本です。
切手を上手く生かした絵を封筒に描いて送る絵封筒は、絵本を作るうえでのトレーニングになります。
一枚の絵からアイデアを出す。またそこからストーリーを考える。
絵本作りに繋がっていきますよね!

20131016matudamotoko3

続いて、松田素子先生のお話です。

『そらまめくんのベッド』なかや みわ
『おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん』長谷川 義史
『チョコレートがおいしいわけ』はんだ のどか
『ぼくのかえりみち』ひがし ちから
『蛙のゴム靴』宮沢 賢治 文 松成 真理子 絵
『なめとこ山の熊』宮沢 賢治 文 あべ 弘士

松田先生が編集された絵本とダミー本を見比べながら、どう修正したのか出版までにどんなことがあったのか、いろんな誕生秘話を聞くことが出来ました。

絵本を本気で読む(絵を読む)
主人公の気持ちを絵で表していることが多いです。
背景がどう変わっていっているかなど、絵で気付くことは沢山あります。
これから絵本を読む時は、見ようとする気持ちを持って読んでください。

あと、才能は選択する力です。
これでいいのかと自問自答して、皆さん成長してくださいね。

次回1月29日(水)の授業では、ダミー本の発表と講評です。
編集者の方に見ていただける機会はなかなかないですので、ぜひスポット受講でも参加してください!


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする