絵話塾だより

Gallery Vieが主宰する絵話塾の授業等についてのお知らせです。在校生・卒業生・授業に興味のある方は要チェック!

11月3日(日)絵本ゆっくりAコース・市居みか先生の授業内容

2013-11-05 17:04:08 | 絵本ゆっくり塾
市居みか先生3回目の授業は、ダミー本の発表と講評でした。
ダミー本の発表は2回目のAコースの皆さん。
4時間授業とたっぷりの時間をとっての授業でした。

20131103

「もう少し話しを単純に文章も減らし、絵や構図で読んだ人が物語の中に入るような迫力が必要」と、市居先生。

次回の授業は4月なので、それまでにダミー本をみんなに見せて意見を聞いて完成させてくださいね。


ダミー本の発表が終わると、着色の説明がありました。
実際に市居先生が描いてみます。

201311032

透明水彩でベースの色を塗り、ドライヤーで乾かしてから、色を重ねていきます。
細かいところは、色鉛筆を使われていました。

あっと言う間に出来上がりです。

市居みか先生は、作品によって着色材料を変えています。
木版画やガラス絵などで描かれた絵も市居みか先生らしいですよね。

最後の授業4月20日(日)までに、絵本を完成してください!


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11月3日(日)絵本研究科・高科正信先生の授業内容

2013-11-05 16:23:09 | 絵本研究科
高科正信先生2回目の授業は「物語を紡ぐということ」がテーマでした。

映画評論家・川本三郎のエッセイ集『いまも、君を想う』では、
「人間は誰でも、人それぞれの物語を持って生きている」と、伝えています。

『お話を運んだ馬』 I・Bシンガー 作 では、
「一日が終わると、そこには何もない。
 明日になったら、それは物語にかわる。
 世界全体が物語なのだ」と、伝えています。

私たちにとって物語はなんだろう?
地図の中や本屋の中、人間だけでなく動物にも、さまざまな物語があります。
そんないろんな世界の物語を描いた絵本を紹介されました。

20131103takashina

「目の前の世界だけが物語ではない」と、子どもの文学は伝えているのですね。


後半の授業では、ムーミンの一コマを見て物語を書いてみました。
絵で見る情報で物語を考える。実際に原稿用紙に書いていきます。

短い時間で物語を考えるのは難しいですが、皆それぞれいろんな話が出来て面白かったです。

20131103takashina2

子どもの本は、難しいことばが使えないなどの制約があって、書くのは難しいです。
これから沢山書いて学んでくださいね。

次回12月8日(日)は「昔話と物語のあいだ」がテーマです。


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