絵話塾だより

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2016年1月23日(土)基礎クラス・タケウマ先生の授業内容

2016-01-24 11:25:04 | デッサンクラス
本日の基礎クラスは「パース」についてです。

今までの授業でも、奥行きを出す描き方をやってきました。
・色………遠くにあるものは青味がかった色。近くにあるものは暖色系の色
・重ねる…モチーフを重ねて描き、奥行きを出す
など。

今回はプリントに沿って見ていき、また実際に描いてみました。

◎一点透視図法
例えば、一本道に立ち、真っ直ぐその道の先を見ている時の見え方
・力強さ、ダイナミックな効果がある
(例)スーパーマンが手前に乗り出してきているイメージ

◎二点透視図法
例えば、Y字路に立ち、同じ位置から左右どちらを見ても奥まで道があることを認識できる
・広々とした開放的な効果がある
(例)新築マンションの広告等によく用いられている

◎三点透視図法
・一点透視と二点透視を併せた効果
(例)高層ビルの真下に立ち、見上げた時に見える見え方

順にノートにも描いていきました。
三角や丸などの図形、そして家の形、車も描いてみました。
車のタイヤなどの丸いものは、まず四角を描いてその中に描くと良いです。




タケウマ先生からは、
・シンプルに考える
・点に集まっていると理解する(一点はひとつ、二点はふたつ)
・あくまで、奥に向かっているという流れを軽く意識して描くというくらいで充分
とのこと。

作家の中には、あえてパースを無視して描くことで不思議な世界を作る方もいます。
見る人は、パースを理論的に理解していなくても、パッと見るだけで
どこか違和感を感じて不思議な気持ちになると思います。そういった描き方も面白いですね。

最後は、教室から見える風景をパースを意識して描きました。

写真はタケウマ先生のスケッチです。



課題は、今回の「パース」を意識して2点の絵を描いてきて下さい。
次回1/30は「面」で人を描きます。
持ち物は、クレパス(※クレヨンではなく)か、ガッシュか、水彩です。
それと、お互いモデルになって描き合いをしますので、なるべくシンプルな服装(柄物より無地など)でお越し下さい。よろしくお願いします。

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