絵本レベルアップコースは、編集者 松田素子さんの第二回目です。
生徒さんのお一人が、大阪のMARUZEN&ジュンク堂梅田書店の絵本コーナーで
「松田素子書店」というコーナーを見つけられたのでそのお話から始まりました。
このコーナーは2012年に始まり、その際に松田さんは作家のダミーなども(作家に承諾を得た上で)
絵本と一緒に展示されていてとても反響があったそうです。
5年が経つ現在も、こちらのコーナーがあるとのことですので皆さんも是非見に行かれてみては!
ダミーの講評に入ります。
・構成力を持とう
もっと冷えた目でやりたいことを見る。計算して作る。作品を作る興奮と同時に冷静さがいる。
・少しでも作品を自分から離す
前に誰かいると仮定して読み聞かせるのも手。何センチか物理的に距離を置くだけでも俯瞰できる。
・お話の結果が全てではなく、課程も大事に丁寧に。
・子どもの想像力に負けたらおしまい。子どもを超えないといけない。
・予測は裏切って良いが、期待は裏切ってはいけない。
・一枚の絵でお話の前後を伝える絵が絵本の絵。
・編集者は答えを持っている訳ではない。問いも答えも著者自身の中にあるのでは。
そして、松田さんが三年かかって作られた絵本の紹介です。
●『ながいながい骨の旅』2017.2.23講談社 文:松田素子 絵:川上和生 監:桜木晃彦 監:群馬県立自然史博物館
「骨の旅」をたどりなおしていくことは、私たちとたくさんの生きものたちとのつながりを、見つけ直す旅でもあるのです。
二冊目は、以前絵本わくわくコースでも大竹さんご本人にお越しいただきましたがこちらでももう一度ご紹介いたします。
●『そして、ぼくは旅に出た。はじまりの森ノースウッズ』2017.3.2あすなろ書房 著:大竹英洋
一気に読んでしまえる一冊。3ヶ月間の海外生活でのかけがえのない体験。
授業当日は、京都のメリーゴーランドで大竹さんのトークイベントがあったそうで、松田さんも授業後に向かわれました。
皆さんも是非、書店で手にとってみてくださいね。