文章たっぷりコース、第3回目のテーマは「かなだけで書く」と「詩」についてでした。
その前に、いつものテキスト『間違いだらけの文章教室』(高橋源一郎・著)を一人ずつ音読しました。
今回は昭和天皇の『殯葬の礼』に列席した人が、
その時感じたことや考えたことを記録した “名文” について考察しました。
まず、そんな体験は誰にでもできるものではありません。
そして、作者はこれを書いた後まもなく病気で亡くなったそうです。
さらに、作者が『殯葬の礼』の際に感じたことは、
彼が昭和の時代を生きてきたからこそ持てた感想だったのです。
ですから、これは誰にでも書ける文章ではありません。
けれども、もし体験していなければ書けないというのであれば、
殺人者やドンファンでないと名文は書けないはずです。
(実際にはそうではありません)
どんな人でも、「自分以外の誰にも書けないもの」を文章に換えていくことが大切なのです。
それから谷川俊太郎・工藤直子・まどみちお・長田弘という
一流の詩人たちが書いた、かな書きの詩を先生が読んでいきます。
どの詩人も、子どもに関わる仕事の時はかな文字だけを使って文章を書いたのだそうです。
誰でも読めて、理解出来る、平易な言葉であるのに、とても深く
市井の人には思いつかないような言葉を紡いでいることに驚きます。
その後、記号や符号の使い方をおさらいしてから
30分程で「わたしは○○」というテーマの文章を書きました。
出来上がったら、みんなの前で発表します。
オルゴールになったり、電車になったり、皆さん想像力豊かな作品が書けました。
最後に「今日書いた文章を次回までに書き直してくる」という課題も出ました。
文章は、どんな良いものを書いたとしても、時間を置いて書き直すことが必要なのだそうです。
高科先生はどんな短い文章でも、それが私信でも、3回程度は書き直して清書するのだとか。
そして、書いているうちに最初に考えていたものからずれてくることがよくあるけれど
自分の思い通りに進んでしまうよりも、
登場人物が勝手に動き出す方が面白いということもおっしゃっていました。
今日は30分間で書き上げましたが、課題には制限時間はありません。
皆さん熟考して、良い作品に仕上げてきてください。
その前に、いつものテキスト『間違いだらけの文章教室』(高橋源一郎・著)を一人ずつ音読しました。
今回は昭和天皇の『殯葬の礼』に列席した人が、
その時感じたことや考えたことを記録した “名文” について考察しました。
まず、そんな体験は誰にでもできるものではありません。
そして、作者はこれを書いた後まもなく病気で亡くなったそうです。
さらに、作者が『殯葬の礼』の際に感じたことは、
彼が昭和の時代を生きてきたからこそ持てた感想だったのです。
ですから、これは誰にでも書ける文章ではありません。
けれども、もし体験していなければ書けないというのであれば、
殺人者やドンファンでないと名文は書けないはずです。
(実際にはそうではありません)
どんな人でも、「自分以外の誰にも書けないもの」を文章に換えていくことが大切なのです。
それから谷川俊太郎・工藤直子・まどみちお・長田弘という
一流の詩人たちが書いた、かな書きの詩を先生が読んでいきます。
どの詩人も、子どもに関わる仕事の時はかな文字だけを使って文章を書いたのだそうです。
誰でも読めて、理解出来る、平易な言葉であるのに、とても深く
市井の人には思いつかないような言葉を紡いでいることに驚きます。
その後、記号や符号の使い方をおさらいしてから
30分程で「わたしは○○」というテーマの文章を書きました。
出来上がったら、みんなの前で発表します。
オルゴールになったり、電車になったり、皆さん想像力豊かな作品が書けました。
最後に「今日書いた文章を次回までに書き直してくる」という課題も出ました。
文章は、どんな良いものを書いたとしても、時間を置いて書き直すことが必要なのだそうです。
高科先生はどんな短い文章でも、それが私信でも、3回程度は書き直して清書するのだとか。
そして、書いているうちに最初に考えていたものからずれてくることがよくあるけれど
自分の思い通りに進んでしまうよりも、
登場人物が勝手に動き出す方が面白いということもおっしゃっていました。
今日は30分間で書き上げましたが、課題には制限時間はありません。
皆さん熟考して、良い作品に仕上げてきてください。