絵話塾だより

Gallery Vieが主宰する絵話塾の授業等についてのお知らせです。在校生・卒業生・授業に興味のある方は要チェック!

2021年3月20日(土)イラストレベルアップコース・山内庸資先生の授業内容

2021-03-25 15:06:35 | イラストレベルアップコース
本日のイラストレベルアップコースは、山内庸資先生の授業です。
今年に入って新しく生徒さんが増えましたので、皆さんの方向性を改めて話し合いました。

仕事をしたいけれど、どうアピールしたらいいのか。
皆さんが悩むところですね。

イラストレーションは消費されるものだから、イラストレーターはみんな危機感を持っていています。
反対にそれだけの需要があり回転が早いです。
常に新しい物を見せていく必要がありますね。

またブランディングして、自分の立場を上げていく必要があります。

展覧会をしていくことが一番いいですが、個展をするとなるとハードルが高いですので、
まず気軽に出来るインスタグラムをオススメします。
何もしないより、何か行動していきましょう。

 

皆さんのインスタグラムをチェックして、アドバイスをいただきました。


自分のイラストを描いて発表するだけでなく、雑誌などのデザイナーを知る事も大事です。
若い頃に沢山の情報をインプットしましょう。
今からだと国内だけでなく海外にも目を向けてみるといいですよ。



次回の山内先生の授業は、「展覧会をするには」というテーマで
大阪のiTohenで鰺坂さんのお話をお聞きする予定です。
現地集合ですので、お気を付けくださいね。

*4月・春のわくわくガイダンス
・4月4日(日)   11:00〜12:00
・4月11日(日)  ①14:00〜16:00 ②17:00〜19:00
・4月17日(土)  ①14:00〜16:00 ②17:00〜19:00
・4月29日(木祝) ①14:00〜16:00 ②17:00〜19:00

なお平日も午後1:00以降ならお好きな時間にガイダンスを行いますので、
参加ご希望の方は来られる日時をお知らせください(ガイダンスの所要時間は1時間30分程度です)。

お問い合わせやガイダンスに参加をご希望の方は TEL078-332-5808または、
こちらのメールフォーム からお願いします。




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2021年3月20(土)イラストじっくりコース・たかいよしかず先生の授業内容

2021-03-20 20:42:48 | イラストじっくり塾
本日は、たかいよしかず先生の今期最後の授業でした。

課題が2つありました。
まず「4コマ漫画」を発表しました。

 

 

  

たかい先生からのアドバイス
・キャラクター設定をしっかりすると、お話を膨らませやすくなるので、シリーズ化しやすくなります
・自治ネタ・今ならコロナに関連して、マスク・うがい・手洗いなどをテーマにするといいですね
・起承転結が分かりやすいのはいい
・「えっ?何?」と読者を想像させる不条理なお話は面白い



続いて「新技法」で制作した作品を発表しました。



いろんなアイデアの作品が発表されました。

  

・軍手やラップなどの画材道具ではないものを使って描いた作品
・切符の回数券ケースをフレームにて小さな作品を描いている
・陶器の作品
・丸いキャンバスのふちにイラストを描く
 (スキャン出来ないものを描きたかった)

最後の授業でしたので、たかい先生からオススメの書籍を紹介していただき、
皆さんへこれからのアドバイスをお聞きしました。



・この先に何が描きたいか悩んだ場合は、子どもの頃に好きだったものは何?
まず自分の原点を見つめましょう!
・他の人の作品を沢山見てセンスをみがきましょう
・目標を持って人に見てもらえるものを作る。そこから仕事に繋がっていきます

たかい先生、一年間ありがとうございました。

*4月・春のわくわくガイダンス
・4月4日(日)   11:00〜12:00
・4月11日(日)  ①14:00〜16:00 ②17:00〜19:00
・4月17日(土)  ①14:00〜16:00 ②17:00〜19:00
・4月29日(木祝)①14:00〜16:00 ②17:00〜19:00

なお平日も午後1:00以降ならお好きな時間にガイダンスを行いますので、
参加ご希望の方は来られる日時をお知らせください(ガイダンスの所要時間は1時間30分程度です)。

お問い合わせやガイダンスに参加をご希望の方は TEL078-332-5808または、

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2021年3月13日(土)文章たっぷりコース第9回めの授業内容・高科正信先生

2021-03-15 22:28:01 | 文章たっぷりコース
3月に入りましたね、ということで今日はイカナゴの話から始まりました。
釘煮を炊く香りは神戸の春の風物詩だったのに、ここ数年は不漁続きで残念だとのこと。
いつも季節の移り変わりについて話題にされる先生は、何気ない日常の中での気付きを大切にしておられます。
文章を書くということは、小さな変化や感動をていねいに掬いとって形にすることでもあるのだと
先生のお話を聞くたびに思います。



今日もまず、テキスト『書く力』(池上彰・竹内政明/朝日新書)から、
・季節感の出し方
・自分の文章は、時間を置いてから読み直す
その他、を見ていきました。

日本列島は南北に長いため、例えば桜が咲いたりや梅雨入りも一斉ではありません。
それを踏まえて文章を書かないと、おかしなことになるというのです。
しかし、どの地方のことを書いても他所では矛盾が出てしまうので
それを配慮して、文章の中に逃げ道を作る(「多くの地方では」などと入れる)のも
良いのではないかとのことでした。

そして、どんな文章でも少し時間を置いてから読み返し
おかしいと思うところを書き直して仕上げるのが良いそうです。
時間を置くことで、自分の書いたものを客観的に見ることができるようになり
改善点が見つかるのです。それは文章を書くうえで必要で、大事なことです。

そこで、まど・みちおさんのことを紹介していただきました。
童謡「ぞうさん」などで知られる まど さんは、
2014年に104歳で亡くなるまで、やさしく深い言葉を紡ぎ続けた詩人です。

そのまどさんの「ヤギサン ユウビン」(1936年版)と「やぎさん ゆうびん」(1951年版)
を比べて、どこがどんなに変わったかを見ていきました。
初めは黒ヤギさんと白ヤギさんではなく、ヤギの親子の話だったので驚きました。
こんなふうに、時間が経てば変更したいところが出てくるのだそうです。



休憩を挟んで、前回の課題「絵本のテキスト(一週間絵本)を書く」について考えました。
絵本にはいろんなタイプのジャンルがあります。
文章がないものや少ないものの例として、長 新太さんの
『ちへいせんのみえるところ』と『にゅーっ するするする』を読み聞かせしてくださいました。




これは絵も文も同じ人が書いているので、できる作品だろうということでした。

次に、絵詞(えことば)作家・内田麟太郎さんの『ぽん ぽん』(さく・内田麟太郎/絵・畑中純)も紹介してくださいました。
この作品に関しては内田さんご本人にト書きについて訊いたことがあるそうで、
内田さんは全部のページにト書きを添えて絵の担当の方に渡すという答えだったそうです。




高科先生はほとんどト書きなしに絵の担当の方に渡すそうで
『はしをわたってしらないまちへ』のラフスケッチやダミー本などを見せていただきました。



人によっては、絵コンテを描く人もいたり



出版社から束見本(白紙を閉じた本)をもらって、そこに描いていく方もおられるそうです。

肝心なことは、ダミー本を何度も描き直して文や絵を微妙に修正している、ということで
時間を置くと細かい修正点が見えてくるということです。

その例として、先生の『たまのり おたまちゃん』の原稿と、実際の絵本の違いを見ていきました。
見せていただいた原稿には、編集者からのコメントも入っています。



絵本作家はたいへんな思いをして書いているのだということが伝わりました。

それから一週間絵本の例として、片山健さんの『7日だけのローリー』を読み聞かせてくださいました。



片山さんのように、登場人物の気持ちが読み手に伝わるようにていねいに作ることを心がけましょう。

そして今回の課題は、前々回に続いて「絵本のテキストを書く」です。
一度書いてみて分かったことを踏まえて、今回のテーマは「さんぽ絵本」です。
①主人公が散歩に出かけ ②何か・誰かに出会い ③一悶着・一段落あってまた散歩を続ける
④また何か・誰かに会って ⑤何かが起こる(起こす) ⑥また散歩を続ける ⑦何か・誰かに会う…を繰り返し
最後に ⑧ただいま〜散歩の終わり  という、ストーリー性のあるお話を作ってください。



今回も15見開き(32ページ分)で、絵コンテ・ト書きなどをどうするかは自由。必要なところだけ入れるというのもアリです。
漢字を使っても良いですが、基本はひらがなで。(分かち書きにはしなくても良い)
絵本の対象年齢は小学生くらいまで(大人向きではない)、ということでお願いします。

また、一文の長さは2〜3行までを目安に。
高科先生の場合、絵本のテキストは原稿用紙におよそ6〜10枚くらいで書いているということです。
せっかく絵本について勉強したので、「これでどうだ!」というものにチャレンジしてみてくださいね。
よろしくお願いいたします。

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【3月の絵話塾ガイダンス】

・3月21日(日)17時〜

なお平日も午後1:00以降ならお好きな時間にガイダンスを行いますので、
参加ご希望の方は来られる日時をお知らせください(ガイダンスの所要時間は1時間30分程度です)。

お問い合わせやガイダンスに参加をご希望の方は TEL078-332-5808または、
こちらのメールフォーム からお願いします。

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2021年3月14日(日)絵本ゆっくりコース・WAKKUN先生の授業内容

2021-03-14 19:07:43 | 絵本ゆっくり塾
本日の絵本ゆっくりコースは、WAKKUN先生です。
前回は、墨で90センチ四方の和紙に気持ちを乗せて描きました。
今回も同じく墨を使いますが、描くのは細長い和紙です。

WAKKUN先生の授業では、今後「じゃばら本」を使って描きます。
その時に横長、もしくは縦長で描くので、今回の細長い和紙は、それも見据えて描いていきます。

太田朋先生のじゃばら絵本を見せていただきました。



まずは、WAKKUN先生のデモンストレーションです。
「てくてく 歩く ボクたちは これからも しっかりとね 福の種まけ ボクらの前に ボクらの後に」と
描かれました。

 

これは神戸の震災から5年後、作家達は何をしていたかという四人の作家の展覧会を
芦屋市立美術館で開催した際のライブペインティング中に出来た言葉です。

当日、何を描いたら良いか全く考えていなかったというWAKKUN先生。
だけどもしあの時、自分が死んでいたら…子ども達に何を残せただろうかと考えてみると、
空の上から娘や息子を見た時「お父さん、ボク達大丈夫やで!元気に歩いていくからな!」と
言ってもらえたら嬉しいと思い
タテ2メートル、ヨコ10メートルもの大きな紙にこの言葉を描かれました。
その言葉が、不思議と降ってきたと言います。



描き終わった後に会場を見渡すとほとんどの方が泣いておられたとのこと。
その時の気持ちを込めて、教室でも描いて下さいました。


今度は皆さんが描く番です。前半、後半に分かれて描きます。
縦にするか横にするかは自由です。

前回の授業で一度練習していますので、悩まず描かれている方が多かったです。

 
細かく筆を使われて、繊細な表現をされていますね。

最後に作品と共に、どんな思いで描いたかを発表します。

 

 





・おばあちゃんのこと
・子どものこと
・最近ショックだったこと
・心の中のこと
・今日の電車で思ったこと

など、いろんなストーリーがありました。



WAKKUN先生からは、心に響くお話をたくさんお聞きしました。
ブログでは書ききれませんので、今後受講される方は楽しみにしていてくださいね。


次回の授業 5月16日(日)では、じゃばら絵本の発表です。
ダミーの段階でもいいですので、たくさん悩みながら制作してくださいね。


【3月の絵話塾ガイダンス】

・3月21日(日)17時〜

なお平日も午後1:00以降ならお好きな時間にガイダンスを行いますので、
参加ご希望の方は来られる日時をお知らせください(ガイダンスの所要時間は1時間30分程度です)。

お問い合わせやガイダンスに参加をご希望の方は TEL078-332-5808または、
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2021年3月13日(土)イラストじっくりコース・おさないまこと先生の授業内容

2021-03-14 18:10:00 | イラストじっくり塾
本日のおさないまこと先生の授業は、カレンダー制作の話し合いです。



今回は『てぶくろ』のお話をベースにして、創作で6場面のシーンを考えました。
元になる『てぶくろ』は、場面(背景)が同じなのですが、創作したお話では、部屋の中のシーンも増え、また季節も変わるので、場面の変化が楽しく表現できそうです。

シーンのラフ画


まず完全な立体か半立体かを相談しました。
それによって撮影方法が変わってきます。

おさない先生のお仕事の撮影シーンを見せていただきました。


今回は半立体で制作することに決まりました。

6場面が決まり、どの場面を担当するか相談して決めていきます。

 

それぞれの場面に、おさない先生も制作に協力してくださることが決まり、皆さんもホッとしています。

素材も粘土だけではなく、パッチワークやファーなども使う話も出ていて完成が楽しみです!


次回の授業では、6場面を撮影します。
それまでにグループで相談して、各自で制作してきてくださいね。


【3月の絵話塾ガイダンス】

・3月21日(日)17時〜

なお平日も午後1:00以降ならお好きな時間にガイダンスを行いますので、
参加ご希望の方は来られる日時をお知らせください(ガイダンスの所要時間は1時間30分程度です)。

お問い合わせやガイダンスに参加をご希望の方は TEL078-332-5808または、
こちらのメールフォーム からお願いします。




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