高科正信先生の2回目になる授業は「私はだれか?後編・家出という”私”探し」というテーマでした。
「私」という漢字のお話を少し。
私 という漢字は中国から来た文字で、禾(のぎへん)に ム と書きます。
禾 は五穀(米・稗・粟・麦・豆)という意味で、ム は △(三角)の変形で、囲むという意味があり、
私とは「五穀を囲む」という意味があるそうです。
昔は共同体で貯蓄して、それらを城壁で守っていた。
この囲いの中から出ていくことを家出といい、違う意味で家出は私の中から外に出て行くこと(自分はいったい誰なのか?という行為)
今回の授業では、そんな家出の絵本を紹介していただきました。
・『ラモーナとおかあさん』べバリー クリアリー 1985年 (学研)
7才のラモーナはお母さんに「まだ小さいから無理よ」と言われ、悔しくなり家出を決意する。
お母さんは沢山の荷物を持たせ、ラモーナの家出を助けるが、あまりにも重たくてラモーナは家出を断念する。
その時ラモーナはお母さんから「ラモーナ、あなたなしでは、とってもやっていけないわ」と、ずっと言ってほしかった言葉を言ってもらえたのです。
お母さんはラモーナに家出を助けるふりをして、二人との魂の修復をはかったのです。
ラモーナは子どもらしく、いろんな問題とぶつかって解決していく姿が、高科先生は大好きだとおっしゃっていました。
・『はらぺこおなべ』神沢利子 文 渡辺洋二 絵 1970年 (あかね書房)
おなべの婆さんが家出をする。これは、家出をする女性の話を表現しています。
女性で置き換えると「毎日誰かのためにごはんをつくる。一体、私は誰?と思うが、私は私のために生きる!」と思い直すという絵本。
「私は何のために、こんなことをしているのか」というような疑問に対して、子どもの絵本が処方箋のように解決してくれる時があります。
図鑑や辞書のように難しい言葉ではなく、優しいことばで腑に落ちるページに出会うと「あ〜、よかった」と次に進むことが出来る。
絵本は奥が深いですね。
【課題】 1月26日(水)提出
「絵本のテキスト」を書いてください。
テーマ「もり」
15場面でストーリーのある もりの絵本のテキストを書いてください。
絵本わくわくコースの年内の授業は本日で最後でした。
皆さまお疲れさまでした。
来年は1月19日(水)から始まります。
よろしくお願いいたします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
絵話塾 第19期生
12月からいよいよ募集開始です。
2022年1月31日までにお申込みの方に「特典」がございます。
人数に限りがありますので、興味のある方は
ギャラリーVie絵話塾までお問い合わせください。
皆さん待っています!
●ガイダンスのお知らせ
1月16日(日)……p.m2:00~とp.m5:00
1月22日(土)……p.m2:00~
1月30日(日)……p.m5:00~
……………………………………………………………
〒650-0022
神戸市中央区元町通3-2-15セントラルビル元町5F
ギャラリーVie 絵話塾 村上政行
mail:kaiwajuku@galleryvie.jp
URL:https://www.galleryvie.jp/
tel.078-332-5808
fax.078-332-5807
「私」という漢字のお話を少し。
私 という漢字は中国から来た文字で、禾(のぎへん)に ム と書きます。
禾 は五穀(米・稗・粟・麦・豆)という意味で、ム は △(三角)の変形で、囲むという意味があり、
私とは「五穀を囲む」という意味があるそうです。
昔は共同体で貯蓄して、それらを城壁で守っていた。
この囲いの中から出ていくことを家出といい、違う意味で家出は私の中から外に出て行くこと(自分はいったい誰なのか?という行為)
今回の授業では、そんな家出の絵本を紹介していただきました。
・『ラモーナとおかあさん』べバリー クリアリー 1985年 (学研)
7才のラモーナはお母さんに「まだ小さいから無理よ」と言われ、悔しくなり家出を決意する。
お母さんは沢山の荷物を持たせ、ラモーナの家出を助けるが、あまりにも重たくてラモーナは家出を断念する。
その時ラモーナはお母さんから「ラモーナ、あなたなしでは、とってもやっていけないわ」と、ずっと言ってほしかった言葉を言ってもらえたのです。
お母さんはラモーナに家出を助けるふりをして、二人との魂の修復をはかったのです。
ラモーナは子どもらしく、いろんな問題とぶつかって解決していく姿が、高科先生は大好きだとおっしゃっていました。
・『はらぺこおなべ』神沢利子 文 渡辺洋二 絵 1970年 (あかね書房)
おなべの婆さんが家出をする。これは、家出をする女性の話を表現しています。
女性で置き換えると「毎日誰かのためにごはんをつくる。一体、私は誰?と思うが、私は私のために生きる!」と思い直すという絵本。
「私は何のために、こんなことをしているのか」というような疑問に対して、子どもの絵本が処方箋のように解決してくれる時があります。
図鑑や辞書のように難しい言葉ではなく、優しいことばで腑に落ちるページに出会うと「あ〜、よかった」と次に進むことが出来る。
絵本は奥が深いですね。
【課題】 1月26日(水)提出
「絵本のテキスト」を書いてください。
テーマ「もり」
15場面でストーリーのある もりの絵本のテキストを書いてください。
絵本わくわくコースの年内の授業は本日で最後でした。
皆さまお疲れさまでした。
来年は1月19日(水)から始まります。
よろしくお願いいたします。
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絵話塾 第19期生
12月からいよいよ募集開始です。
2022年1月31日までにお申込みの方に「特典」がございます。
人数に限りがありますので、興味のある方は
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皆さん待っています!
●ガイダンスのお知らせ
1月16日(日)……p.m2:00~とp.m5:00
1月22日(土)……p.m2:00~
1月30日(日)……p.m5:00~
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