絵話塾だより

Gallery Vieが主宰する絵話塾の授業等についてのお知らせです。在校生・卒業生・授業に興味のある方は要チェック!

2021年12月5日(日)絵本ゆっくりコース・太田朋先生の授業内容

2021-12-08 15:00:34 | 絵本わくわく塾
太田朋先生の二回目授業は、課題「しりとり絵本」の発表と、プラ版画の制作をしました。

先に課題の「しりとり絵本」を発表しました。




1~3コース同時に3つのしりとりをしりとりリレーで表現した作品は、広げるとトラックになっていて見所が多く楽しい作品ですね。

絵本仕立てになっている作品もあり、皆さんアイデア豊富で楽しい発表会でした。




後半はプラ版画のワークショップをしました。

用意していたハガキサイズの下絵の上にプラ版を置いて、コンパスなど先の尖ったもので線を削っていきます。
印刷をすると反転してしまうので、文字を入れる場合は気を付けてくださいね。



版が完成しましたら、インクを削った面に載せてローラーで丁寧伸ばしていきます。


色を付けたくない部分を寒冷紗で拭き取ります。きれいに拭き取れたらプレスしていきます。


インクの拭き取りによっては、全体的に色が付いたり、ラインのみが印刷出来たりと、変化をつけることが出来ます。


2回印刷して、色の変化を楽しむのもいいですね。

完成した皆さんの作品です。
来年の年賀状にも使えそうな虎のイラストもありました。



今日は4時間の授業、お疲れさまでした。

次回2月13日(日)は、エピソード絵本の課題発表です。
皆さんのエピソード絵本、楽しみにしています。

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絵話塾 第19期生
12月からいよいよ募集開始です。
2022年1月31日までにお申込みの方に「特典」がございます。
人数に限りがありますので、興味のある方は
ギャラリーVie絵話塾までお問い合わせください。
皆さん待っています!

●ガイダンスのお知らせ
1月16日(日)……p.m2:00~とp.m5:00
1月22日(土)……p.m2:00~
1月30日(日)……p.m5:00~
……………………………………………………………
〒650-0022
神戸市中央区元町通3-2-15セントラルビル元町5F
ギャラリーVie 絵話塾 村上政行
mail:kaiwajuku@galleryvie.jp
URL:https://www.galleryvie.jp/
tel.078-332-5808
fax.078-332-5807

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2021年11月27日イラストレベルアップコース・山内庸輔先生の授業内容

2021-12-01 20:39:53 | イラストレベルアップコース
本日は、山内庸資先生の初回の授業でした。
イラストレベルアップコースは第2回目ということもあって、生徒さん同士も打ち解け、和やかな雰囲気の中、授業が始まりました。
始めに先生のお仕事の紹介がありました。
本の装丁から、ロゴマークやパッケージデザイン、壁画にサイン計画まで、幅広いジャンルで多くの仕事をされています。
「主にドローイング(単色の線画)で描いています。よかったら調べてみてくださいね。」→ 山内先生のホームページはこちら



本題に入りましょう。
「皆さんはイラストで仕事がしたい。ではイラストレーターになって仕事を取れるようにするには‥それぞれに合った方法を考えていきましょう。」
一人ずつプロになったらどんな仕事をしたいのか話を聞き取って、細かく質問をしながら絵のスタイルと併せて分析し、それぞれの戦略を練っていきます。





(山内先生ご自身の)仕事は、主にクライアントワーク(お客様から依頼されてする仕事。自主制作とは逆)です。
依頼の多くは人物の仕事で、キャラの立った絵よりも老若男女誰が見てもわかる絵が使いやすいんです。シチュエーションを書くことが多いですよ。
何を描いても一定(アベレージ)であることが求められるので、良い時とそうでない時の波がある場合は、絵を安定させるために下書きをするようにしてみましょう。
モノクロで色を使わずに物単体の魅力、フォルムを突き詰めることも大切ですね。
以前は線画が流行っていましたが、今は面や色を使ったものへ移行しています。
使う色を整理していく練習をしましょう。センスが出せるルール作りをしていくと良いですよ。



また、活躍している人ほど、いろんな情報を吸収してインプットしています。
良いデザインに出会ったら、調べる癖をつけましょう。なぜ良いかを考えて取り入れ、レベルアップしていきましょう。
ともあれ信用度がないと仕事も頼めないので、SNSやホームページ、いろんな所に出していくようにしましょう。
きっかけとしてクラウドソーシングサービス(仕事をしてほしい人と仕事をしたい人を効率よく繋いでくれるサービスのこと)に登録するのも一つです。
絵が好きでも、お仕事は大変なこともあります。
取捨選択することも、要領よくこなすことも、クリエイティブに繋がるんです。視点を変えることでうまく行くこともあリますよ。
それから、イラストレーター一本でと決めてやる必要はありません。生き方は色々、時代は変わっていくんです。
どう人生をクリエイティブに、どう面白く絵で仕事を作っていくか、何かを始めた人にはチャンスが訪れるのだから、
とにかく時間を作って実践することが一番です。チャレンジしましょう。迷った時はその都度どんどん聞いてください、相談に乗りますよ!



たくさんのアドバイスをいただいて、個々の強みや課題も見つかり、山内先生の言葉に皆さんのやる気も上がりました。



最後に、山内先生のパソコンで絵を見せてもらいながら、お仕事の仕方について聞きました。
無理をして体を壊したことがあって‥将来を見据え、シンプルで永く描ける絵を描いていること、
アナログからデジタルに変えることも、やってきたからこそできる取捨選択なんです。
去年くらいからは、(描きたかった)ネコの絵など動物の依頼が増えました。長年やっていると、夢が叶いますよ。

今回は生徒さん達の要望もあって、課題が出ています。
20〜30代の男女どちらかの同じ人物で、3頭身、5頭身、7頭身の正面立ち姿を、モノクロで描きます。
バリエーション、シチュエーション、デフォルメがキーワードですよ。
頭身の描き分けができると仕事に繋がりやすいそうです。
課題は次回の山内先生の授業で講評していただく予定です。

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