絵話塾だより

Gallery Vieが主宰する絵話塾の授業等についてのお知らせです。在校生・卒業生・授業に興味のある方は要チェック!

2023年3月18日(土)イラストじっくりコース・おさないまこと先生の授業内容

2023-03-19 18:49:14 | イラストじっくり塾

本日のイラストじっくりコースは、おさないまこと先生の3回目の授業です。

 

最終的にカレンダーを作るのですが、イラストの代わりに立体で制作をして、次回の授業で撮影をします。

 

今年のテーマは「ブレーメンの音楽隊」です。

6場面のラフを描いてくる課題が出ていました。

みんながどんなラフを考えてきたか発表していきましょう。

 

一場面ずつ全員のラフを出して、どの場面がいいか、キャラクターのインパクトがあるかなどを話し合いしました。

良い部分を組み合わせたりしながら、場面決めをしていきました。

表紙と6場面が決まれば、もう一度ラフを描き直します。

 

どの部分を制作するかを話し合いで決め、おさない先生も背景や一部の人物を担当してくださることになりました。

制作の大変さはありますが、みんなで仕上げる楽しさもあり、毎年人気の授業です。

 

 

次回の授業では、それぞれが担当したモチーフを完成させて持って来てください。

カレンダーの撮影をしますので、未完成だったり忘れてしまったりしないよう気をつけてくださいね。

 

●ガイダンス(説明会)のお知らせです。

絵話塾にご興味のある方は、ぜひご参加ください。

お待ちしています。

3月21日(火祝)p.m2:00〜  p.m5:00〜

3月25日(土)p.m2:00~

3月26日(日)p.m2:00~ p.m6:00~

 

詳しくはメールkaiwajuku@galleryvie.jp
またはtel.078-332-5808までご連絡ください。

よろしくお願いいたします。

 


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2023年3月4日(土)ドローイングクラス・イヌイマサノリ先生の授業内容

2023-03-18 18:33:28 | ドローイングクラス

今日は神戸どうぶつ王国でスケッチです。
動物園は、大人になってもワクワクしますね。今日はぽかぽか陽気で、気持ち良く描けそうです。

まずはイヌイ先生から、今日のドローイングのコツを簡単に教えてもらいます。
描く前によく観察して、骨格や動きを意識してから描きましょう。動物は動いているので、少し描きにくいですが、あまり何度も描き直さずに、描ききってしまいましょう。
この動物の、ここが面白い!というところを見つけて描くと、見せたいところがわかって魅力的に描けますよ。
それでは生徒のみなさん、楽しんで描いてきてくださいね!

園内はとても広くて、想像以上に多くの生き物がいました。南国のお花や緑にあふれているので、植物を描いてもいいですね。屋内外のいろんな所にテーブルや椅子もあって、生徒の皆さんは好きな場所でスケッチしています。面白いポーズでお昼寝をしている動物もたくさんいました。じっくり見て描くにはちょうど良さそうですね。


いつものように3時に集合して、イヌイ先生の講評です。
色とりどり、生徒の皆さんのスケッチブックが並ぶ、楽しい瞬間です。皆さん楽しんで描けていますね、では順番に見て行きましょう。

これまでの授業で経験を重ね、自分らしい線や色使いが上達してきたので、今日は、1枚絵としての見せ方に重点を置いて、アドバイスをもらいました。
さてどんな講評かお楽しみに!


次回4月は、須磨離宮公園です。アディオス!
たくさんお花が咲いていると良いですね!

 

 

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2023年3月15日(水)絵本わくわくコース・きたむらさとしさんの授業内容

2023-03-16 14:04:59 | 絵本わくわく塾

本日の授業は、ゲスト講師のきたむらさとしさんです。

きたむらさんは1979年にイギリスへ渡り、イギリスで絵本作家デビューされ、その後30年間にわたってイギリスを拠点に活動、2018年からは神戸市に活動拠点を移されました。

 

本日は紙芝居のワークショップをします。

まずは、なぞなぞ紙芝居で教室の空気を和ませていただきました。

「これは、何でしょう?」

「うさぎ!」大きな声で答えます。

紙芝居はリズムよく次の場面に展開が出来るので、見ている側も楽しいですね。

 

今回は、きたむらさんの紙芝居舞台を使って発表しますので、

皆さんには、紙芝居舞台の大きさに合わせて準備していただいていました。

それでは続きを制作していきましょう。

 

本日は、編集者の松田素子さんも来てくださっていますので、相談したりアドバイスをいただきながら進めていきました。

 

紙芝居が難しい方は、顔の大きさに切り取って、変身パネルを作ってもいいですよ。

自分が変身したい服装や髪型にチャレンジてみましょう。

 

では、紙芝居の発表を始めましょう。

カーテンが開く舞台が、始まるワクワク感を高めてくれます。

 

発表後は、きたむらさんと松田さんからアドバイスをいただきます。

・絵本は絵で読むことが出来るので、一場面で説明できる絵だといいですね。

・気持ちを昂らせて落とす。「あー、面白かった」と思わせること。

 中途半端で終わるともったいないです。

・話はあれもこれも欲張らず、一つに絞る。

 自分は何をしたかったのか、一番伝えかったことを伝えることが大事。

 

皆さんの発表が終わった後に、きたむらさんの巻紙芝居を見せていただきました。

後ろからライトをかざして、星空が見えるような仕掛けになっています。

感動的な紙芝居でした。

 

 

最後に質問に答えていただきました。

出版したいのですがどうしたらいいですか?という質問に対して、

自分でどうしたらいいかを考えてみてください。

今は持ち込みで見ていただける出版社は少ないので、

SNSを使って発信していると、出版社から連絡があるかもしれません。

まずは諦めないこと。夢を掴む握力より、次へ繋げる握力の方が大変です。と 松田素子さんからのアドバイスをいただき、きたむらさんからは、イギリスでデビューした時の話を聞かせていただきました。

 

絵本は一つのアイデアでは出来ないです。

発想はどこから出てくるのか分からないので、何でも気になること思いついたことはメモっておくといいでしょう。

いたずら書きで描いたイラストが、いいね!となって、キャラクターに発展することもあります。また昔にメモっていたことが、今になって活きてくることもありますよ。

きたむらさんが経験したことをお話ししてくださいました。

 

授業が終わってもアドバイスいただけたり、絵本作家を目指す上でたくさんの気づきがある授業でした。

参加した皆さんは、目をキラキラさせて満足げに帰られました。

 

松田素子さんは「絵本レベルアップコース」で講師をしてくださっています。

「絵本レベルアップコース」は来期の募集が始まっています。

ご興味のある方は、お問い合わせくださいね。

よろしくお願いいたします。

 

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3月21日(火祝)p.m2:00〜  p.m5:00〜

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3月26日(日)p.m2:00~ p.m6:00~

 

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2023年3月11日(土)文章たっぷりコース第4期・8回目の授業内容/高科正信先生

2023-03-12 20:13:50 | 文章たっぷりコース

この日は、これまでに学んだ「私とは誰か(何か)」「秘密」「家出」というテーマの続きです。

まず最初に、E.L.カニグズバーグの『クローディアの秘密』(岩波少年文庫)を紹介していただきました。
カニグズバーグはアメリカで1967年に同作で作家デビューし、1968年にはアメリカで最も優れた児童文学に与えられる「ニューベリー賞」を受賞しています。同時に候補となったのは、やはりカニグズバーグが書いた『魔女ジェニファとわたし』(岩波少年文庫)だったそうなので、どれだけすごい作家か分かるでしょう。

高科先生は若い頃、子どもの本の作家を目指すなら、カニグズバーグとフィリパ・ピアス(『トムは真夜中の庭で』等)、アーシュラ・K・ル=グイン(『ゲド戦記』シリーズ等)は必ず読みなさいと、先輩の作家の方々(今江祥智 氏や上野瞭 氏 )にアドバイスを受けたそうです。

『クローディアの秘密』 https://www.iwanami.co.jp/book/b269525.htm
『魔女ジェニファとわたし』 https://www.iwanami.co.jp/book/b269559.html

 

成績オール5の賢いクローディアには、家族の中での不公平な扱いや、毎日同じことを繰り返していることに飽き飽きしているなど、家出をする理由がちゃんとありました。
彼女は、お小遣いを使わずに貯めている(小金持ちの)弟と一緒に、きちんと計画を立ててニューヨークのメトロポリタン美術館に家出をします。

このお話の中で、クローディアの冒険=秘密を持つこと、であり、秘密の内容は人に知られたくないけれど、秘密を持っていることは知っていてほしい。秘密を持つことで、新しい自分を発見し、家に帰ったのです。

次は、べバリィ・クリアリーの『ラモーナとおかあさん』の紹介です。

 

ラモーナとおかあさん https://hon.gakken.jp/book/1020157600

7歳半のラモーナは、お姉さんのように大人の役に立つことも、お守りを任された小さい子どものように好き勝手することもできない微妙なお年頃。けれども7歳半は7歳半の自立心や自尊心があるのです。
気まずくなって家出の準備をしていたら、パパは「いつ家出するんだ?」と言い、ママはパッキングのアドバイスをする。そうすることで、亀裂が入ってしまった魂の修復を図ったのです。

クローディアもラモーナも、家出をし(ようとする)、秘密を持つことで、新しい自分を発見し、「ぼくがぼくであること」を実感するのです。

  

もう2作。鉛筆で描かれた絵が美しい『手のひらのねこ』(舟崎靖子 著・小泉孝司 絵/偕成社)は、1983年(『ラモーナ』と同年)に出版されました。
小学校に入ったばかりの女の子が、お母さんに内緒で想像上の猫を飼うお話です。

 

続いては、渋紙を切って型染めをした手の込んだ手法で描かれた しなのちづこ の『ぺろぺろ』(偕成社)。子どもがお菓子屋さんの当て物でズルをするという負の秘密を持ち、それに関する心の動きを描いたお話です。

深刻なものでなくても、私だけが知っている、誰も知らない、もしくは私と誰かだけが知っている、それがマイナスをもたらす場合もありますが、人間はそういう秘密を持つものなのです。

田島征三の『しばてん』(偕成社 https://www.kaiseisha.co.jp/books/9784032040500)のように、その秘密を時間が経って文章に起こす、といった作品もあります。

休憩を挟んで後半は、教科書『文章のみがき方』(辰濃和男 著/岩波新書)の「Ⅱ さあ、書こう」から、「8. わかりやすく書く」「9. 単純・簡潔に書く」「10. 具体性を大切にして書く」のところを、交代で音読していきました。

8. については、井上ひさしの言葉
「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく、おもしろいことをまじめに、まじめなことをゆかいに、そしてゆかいなことはあくまでゆかいに」を頭に置いて書くのが良いでしょう、とのことでした。
例に上がっていた行政用の文章は4行で1文になっていて、とても分かりにくいので、できるだけ短く簡潔に書くのが良いでしょう。

9. では、「日本一短い手紙」を例に挙げて、読む人に一番伝えたいことを伝えるために、必要な言葉を取捨選択する修練を積みましょう、とのことでした。
的確に表すための語彙を増やすのにユニークな事典などを参考にするのも良いでしょう。
一文は短かめに(2〜3行程度)おさえ、主語と述語はできるだけ近くに置くよう心がけます。
ただ、標語やキャッチコピーは心に強く響くので、言葉を単純化する時はそれが及ぼす影響も吟味しなければなりません。

10. は、具体的に書くと、描かれたシーンが読み手が想像しやすいからです。
描写には情景描写と心情描写の2種類がありますが、具体的な固有名詞を使ったりすると、心に掻き立てられるものが違い(エモい?)、説得力が増します。
例えばターシャ・テューダーの書く文章は、身近でよく知っている景色や人物を描いているので、現実感が滲み出て、いきいきと絵が浮かぶのです。

今回の課題は「私の得意料理」について。
単なるレシピでも、他に伝えたいもの・ことがあればそれも、とにかく自分が「書きたいこと」を書いてください。
枚数・スタイルは自由ですが、とにかく読み手に「伝わるように」「分かりやすく」「具体的に」を心がけてください。

提出は、3月25日(土)です。よろしくお願いします。

 


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2023年3月4日(土)イラストレベルアップコース・山内庸資先生の授業内容

2023-03-11 15:35:00 | イラストレベルアップコース

今日は山内庸資先生の3回目の授業です。

今回の授業のテーマは、
「自分のイラストの良さ・強さ」です。

「イラストの良さ・強さ」は、絵に対する技量がある、ということだけではなく、色彩感覚や時代性(流れ)に沿っている、等様々なことが考えられます。
自分の「イラストの良さ・強さ」を常に考えて、イラストにアウトプットしていくことが大切です。

山内先生は、ご自身の「イラストの良さ・強さ」として「モノクロ・シンプルなので、本屋さんでも目立ちやすい」「人物や動物のキャラクターにクスッとしたユーモアが感じられる」「人物イラストに分かりやすさがある」ところではないかと考えられています。
そうした「イラストの良さ・強さ」があることによって、色んな方の目にとまって、次のお仕事に繋がるのではないか、とお話をされました。

 

「では皆さんもご自身の『イラストの良さ・強さ』について書き出してみましょう」

日頃、自分の絵についてどこまで考えているかということも重要です。実際にイラストレーターとして続けていらっしゃる方は、頭で考えるだけでなく、言葉にしていくことで絵が上手くなり、息長く活躍されています。

では、「イラストの良さ・強さ」が書けた人から、皆さんにイラストを見せつつ発表です。

・女性の表情が描ける
・色使いと密度(沖縄の紅型を意識している)
・好きなものに囲まれているような家具や雑貨が描ける
・余白があるイラストが描ける
・大胆でライブ感がある

それぞれの発表のあと
「画材や大きさを変えて描いてみたら印象が変わりそう」
「漫画にしてみては?」
「建物シリーズのイラストを増やしてみよう」
「5~6頭身に絞って新しいイラストにチャレンジしてみよう」
「営業の相談に乗ります」
など、先生から1人ずつにアドバイスがありました。
また、生徒の皆さん同士、それぞれの「イラストの良さ・強さ」を活かしたSNSでの発信方法や営業方法についても情報共有していましたよ。

全員の発表が終わったあと、今日の授業を踏まえて、次回までに書籍のカバーを描くという宿題が出ました。
皆さんの「イラストの良さ・強さ」を活かして仕上げてきてくださいね。

では次の授業までアディオス!

 

 

●ガイダンス(説明会)のお知らせです。

絵話塾にご興味のある方は、ぜひご参加ください。

お待ちしています。

2023年

3月12日(日)p.m6:00~

3月21日(火祝)p.m2:00〜  p.m5:00〜

3月25日(土)p.m2:00~

3月26日(日)p.m2:00~ p.m6:00~

 

詳しくはメールkaiwajuku@galleryvie.jp
またはtel.078-332-5808までご連絡ください。

よろしくお願いいたします。

 


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