絵話塾だより

Gallery Vieが主宰する絵話塾の授業等についてのお知らせです。在校生・卒業生・授業に興味のある方は要チェック!

2023年6月17日(土)イラストじっくりコース・イナキヨシコ先生の授業内容

2023-06-21 17:43:06 | イラストじっくり塾

本日はイナキヨシコ先生の授業です。

3時間授業のワークショップは、布の「型染め」を行いました。

今回は手ぬぐいを半分に切ったサイズを染めました。

色は藍色の一色です。

イナキ先生の見本の型です。 

 

1. ポストカードサイズのデザイン画を皆さんに準備してもらっていました。

  そのイラストを特殊な紙に細いマジックで描き、カッターで切ります。

 

2.カットできたらその上に薄い細かな編み目状の芯地を重ね、アイロンで接着させます。

  これで型の完成。

 

3.染める布の上に先ほど作った型を、染めたい位置に置き、上から糊をヘラで塗ります。

  糊はヘラでこねて柔らかくしてから使います。

  この糊の部分が白抜きになり、周りが藍色となります。色んな配置の仕方があるので悩みどころ。

  時間を置くと糊が固まってきますので、塗る時は順にどんどんいきましょう。

  

 

4. 全部塗れたらドライヤーでしっかり乾かします。乾いてきたら、糊を塗った部分が、縮んできます。

  型は洗って繰り返し使えますので、きれいに洗って保管しておきましょう。

 

5.藍色の染料を入れたお湯(約5リットル)に浸します。

  入れる枚数が増えると染めが薄くなりますので、今回は一度に5枚入れました。

  温度を80度に合わせ、かくはんします。

 

6.約7~10分で布を引き上げます。洗面所でスポンジを使い、しっかり糊を取ります。

  染料が手につくとなかなか取れないので手袋も忘れずに。

 

7.糊が取れたら定着液に浸します。約10分ほど。

 

8.ドライヤーとアイロンで乾かします。

 

9.出来上がり!約3時間で完成。

 

型を切り抜いて、糊を塗った部分が染まらないので、白抜きになります。

 

 

今回は作る工程がいくつもありましたが、クラスの皆さんで協力して無事終えることが出来ました。お疲れさまでした。

作ってみていかがでしたか?

絵を描くのは時には苦しいこともあると思いますが、このように作る喜びを時々再確認しながら進んでいかれるのも良いかと思います。

 

イナキ先生の授業で制作するものは、普段の生活で使えるものばかりです。

材料の準備がいりますが、是非ご自宅でもチャレンジしてみてくださいね。

 

イナキ先生、今期も楽しい授業をありがとうございました!

 

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2023年6月17日(土)イラストレベルアップコース・山内庸資先生の授業内容

2023-06-18 20:03:39 | イラストレベルアップコース

今日はイラストレベルアップコース、山内庸資先生の授業です。

今回はゲストスピーカーとしてイラストレーターのunpis(ウンピス)さんをお迎えして、リモートでの対談授業です。
unpisさんは、2018年からSNS等で活動を開始、2020年に独立をされ、書籍やポスター、広告、パッケージ、イベントや店内のアートワークなど多岐に及ぶお仕事をされています。2021年には自身初の作品集「DISCOVER」(グラフィック社)を出版されています。

 


過去の代表的なお仕事を1つひとつご自身で説明して頂きながら、
対談形式で授業が進みます。

山内先生(以下敬称略):独立されて間もない頃、unpisさんのイラストを拝見し、アイデアをイラストとして高い次元で落とし込んでおられて、衝撃を受けた記憶があります。
unpisさん(以下敬称略):ありがとうございます。私のお仕事は、①アイデア と ②キャラクター的な要素の2つを求められることが多いです。
山内:絵本のお仕事では、文章に合わせるだけではなく、unpisさんのカラーが出たイラストになっていますね。
unpis:キャラクターや表情を考えたりすることも面白かったですね。子どもの視点に立ってお仕事をする機会があまりないので、編集者の方から「子どもの視点だと、ここが気になるので修正しましょう」というのも面白かったです。
山内:以前unpisさんとお話をした時も思ったのですが、unpisさんは「聞く力」「聞き出す力」が素晴らしいなと思っています。何を求められているのか、相手の視点に立って、話を聞き出してまとめる力がすごいなと感じています。
unpis:自分ではそのように思っていなかったです。そう言って頂けるのは美大時代や社会人としてデザイナーをしていた頃、デザインを勉強して、コンセプトを決め、それを目指して制作していたからかなと思います。

授業内では他にも、失敗談や、デザイナーさんとのやりとりのこと、
空間演出のお仕事などについても教えて頂きました。

授業の後半では、unpisさんのアイデアの出し方、視点、インプットのお話をお伺いしました。
山内:普段どのようにアイデアを抽出していますか?
unpis:大学時代の写真の授業をきっかけにして、物を色でとらえることや、本来の意味を外してその物のビジュアルとしての面白さを感じて見ています。
山内:unpisさんが偶然、面白い物に出会っているわけではなくて、そういう視点で日常を見ているので、面白い物が発見されるのですね。
unpis:そうですね。結構どこにでもある景色だけど、よく見ると面白いことがいっぱいあるという感じです。

また、授業では展示や画材のこと、色づかいについて、イラストレーターになったきっかけなどもお伺い出来ましたよ。
生徒さんからunpisさんへ直接質問出来る時間もあり、贅沢でボリュームたっぷりの授業になりました。
最後にunpisさんから皆さんへ「イラストは楽しいので続けていきましょう」というお言葉で授業が締めくくられました。

unpisさん、長いお時間、お話を聞かせて頂きましてありがとうございました。

では次回まで、ナマステ!

 

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2023年6月10日(土)文章たっぷりコース第4期・14回目の授業内容/高科正信先生

2023-06-16 18:46:56 | 文章たっぷりコース

この日も、よもやま話から始まりました。
最近は栗の花が咲いているということから、「栗花落」と書いて「つゆり」と読む名字があることを教えていただきました。
なぜ「つゆり」なのかというと、栗の花が落ちる頃に梅雨入りするからなんだそうです。
…などなど、日本語はおもしろい、趣深い、味わい深いというお話でした。

いつもはテーマについてのお話があってから、本を紹介していただくのですが、この日はまず絵本の読み聞かせから始まりました。

最初は『おとうさんのちず』(作/ユリ・シュルヴィッツ、訳/さくまゆみこ、あすなろ書房 2009)。
1935年ポーランドのワルシャワに生まれた作者は、子どもの頃戦禍を逃れて家族であちこちの国へ逃げたといいます。
その体験を元にした本作は、人は極限状態にあっても想像の力で豊かに生きることができるという内容です。
ウクライナで今同じようなことが起こっています。80年経っても人間はちっとも賢くなっていないのですね。
※ 作者のシュルヴィッツは『よあけ』(訳/瀬田貞二、福音館書店 1977)で有名です。

 

『おとうさんのちず』(作/ユリ・シュルヴィッツ、訳/さくまゆみこ、あすなろ書房 2009)https://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=28562

次は『水曜日の本屋さん』(文/シルヴィ・ネーマン、絵/オリヴィエ・タレック、訳/平岡敦、光村教育図書 2009)です。
こちらも、戦争を体験したおじいさんと本屋さんで出会う女の子、店員さんのクリスマスのお話です。

『水曜日の本屋さん』(文/シルヴィ・ネーマン、絵/オリヴィエ・タレック、訳/平岡敦、光村教育図書 2009)

http://www.mitsumura-kyouiku.co.jp/ehon/83.html

最後は『ゼラルダと人喰い鬼』(作/トミー・ウンゲラー、訳/たむらりゅういち・あそうくみ、評論社 1977)です。
子どもを食べてしまう鬼に囚われたのに、得意の料理で手なずけてしまう少女のお話です。
※ 作者のウンゲラーは『すてきな三にんぐみ』(訳/いまえよしとも、偕成社 1969)で有名です。

 『ゼラルダと人喰い鬼』(作/トミー・ウンゲラー、訳/たむらりゅういち・あそうくみ、評論社 1977)

https://www.hyoronsha.co.jp/search/9784566001114/

この3編に共通しているのは「希望」ではないかと高科先生はおっしゃいます。
福音館書店の創始者・松居直(ただし)は、NHKの講座の中で「人間が生きていくために必要なものは、①水 ②空気 ③言葉である」と言っているそうです。もちろん食べ物も大事ですが、シュルヴィッツは想像することが大事であり、それは言葉を話す人間だからできることではないかと『おとうさんのちず』で示しているのです。
こうして見ると、人間はなかなか捨てたもんじゃない、生きていることは素晴らしいこと、と思えてきます。
次回の授業では、その辺りのことを宮崎駿の世界観を絡めてお話してくださるそうです。楽しみですね!

ここで、工藤直子の『こころはナニで出来ている?』(岩波書店 2008)から、「秘密の引き出しに入れておいた “友人” たち」のところを見ていきました。
1935年台湾に生まれ、戦後博報堂に入社して日本初のコピーライターとなり、後に詩人になった彼女が昔持っていた空想の世界について書かれたこの本は、彼女の作品の中に出ているキャラクターは皆この空想世界に住んでいた昔なじみだったといいます。
彼女も子供時代に戦争を体験しており、この本には想像の力で困難を乗り越えていったその根っこの部分が描かれているのです。

 『こころはナニで出来ている?』(岩波書店 2008)https://www.iwanami.co.jp/book/b256107.html 

休憩を挟んで後半は、今期のテキスト『文章のみがき方』(辰濃和男 著・岩波新書)です。
この日は「Ⅲ. 推敲する」の続きで「8. 流れを大切にする」と、「Ⅳ. 文章修行のために」から「1. 落語に学ぶ」を見ていきました。

文章の流れに関しては、①平明、そして明晰であること ②こころよいリズムが流れていること ③いきいきとしていること ④主題がはっきりしていること 他にもあるでしょうが、この4つがクリアされていれば十分とのこと。

落語の方は、昔の文豪たち(夏目漱石・正岡子規・二葉亭四迷・太宰治・坂口安吾など)もその影響を受けていたと例を挙げており、
今でも落語から学ぶことは多い、とまとめています。
その流れから、高科先生のご友人の児童文学作家・岡田淳さんが書いた『ふるやのもり』(孫の心をわしづかみにするお話―何度でも夢中になれる読み語り』増田善昭 PHP研究所2014より)を紹介していただきました。
岡田さんは漫画も描くし、大学の時落語研究会だったということで、文章を書く時に落語を参考にしていると思われます。

 

孫の心をわしづかみにするお話―何度でも夢中になれる読み語り」増田善昭(PHP研究所2014)

https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I025645510-00

 

前回の課題〜「木について」絵本の文章を書く〜の返却に伴い、片山健の『きはなんにもいわないの』(学研2005)を紹介していただきました。「木」そのものではなく、お父さんが木になって子どもと遊ぶお話で、子どもが話しかけるのに「きはなんにもいわないの」とだけ返す、というものです。

『きはなんにもいわないの』 片山健(学研プラス 2005) https://hon.gakken.jp/book/1020242100

その後、高科先生が書いた木についての絵本テキストの原稿を見せていただきました。同じ内容でも、視点が変わると文体も変わったり、推敲の後や、清書してだんだん仕上がっていくようすが知れて、興味深かったです。

さて、今期の授業もあと2回を残すのみとなりました。
今回の課題は創作です。テーマは「おもちゃ」「おもちゃ箱」または「(おもちゃを所有している)子ども」などです。
原稿用紙5枚程度(実質1500字)の短編で、対象は基本的には文章に書かれているおもちゃで遊ぶような子どもと考えてください。
今回は絵本のテキストではありませんので、とくに場面数のしばりはなく、全体を通してどんなストーリーにするかを考えてください。

提出は、次回7月1日の授業の時です。よろしくお願いします。

 


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2023年6月14日(水)絵本わくわくコース・高科正信先生の授業内容

2023-06-15 15:45:40 | 絵本わくわく塾

本日は児童文学作家の高科正信先生の今期最後の授業です

 

「ツバメが帰ってきましたね」と 高科先生は嬉しそうにお話しされます。

高科先生のご自宅の近くでは、鶯の鳴き声もまだ聞こえるそうです。

「ホーホケキョ」と鳴く鶯は、オスの鶯だそうで、「ホーホケキョ」と鳴いて、自分の縄張りを主張するのだそう。

先に鳴いた方が優位に立って、鳴けなかった鶯はその場所では鳴かないそうです。

児童文学者の皿海達哉さんが「私は美しい声でなく鶯ではなくて、鳴きたくても鳴くことの出来ない鶯の物語を書きたい」と書いていたそうで、

高科先生も同じことを思ったそうです。

 

「魔法の力は魅力的だが、魔法では解決できない物語。

どうしたら解決出来るのだろう。と何かの答えを求められる物語の方が面白い。

皿海達哉さんが思うような物語を、私も書きたいと思っている」と高科先生は、おっしゃっていました。

 

絵本の中で最も伝えたいこと、それは「生きる」ということ。

本日のテーマは「いのちの絵本」でした。

 

映画評論家の川本三郎さんが、

「絵本というのは、ここではない何処かへ連れて行ってくれるものではないか」と言ってました。

絵本は教育的ではないもので、生きる喜びをちゃんと伝えるものがあるのがいい。

本日は、そんな生きる喜びを伝える絵本を紹介していただきました。

 

・『木のうた』 イエラ・マリ  1977年 (ほるぷ出版)

文章のないイラストのみの絵本。季節の移り変わりと共に、木の紅葉から葉が散って雪が降り、木に集まる動物たちが描かれた絵本。

 

・『せんをひくよろこび』 片山健  2014年  (福音館書店)

生きていることの喜びを、子どもが線を引くという行為で表現しています。

雪の降る空の上でも線を引きます。男の子の生命力を感じる絵本です。

 

・『たいよう でてきたぞ』 大橋政人 文  松成真理子 絵  2019年 (福音館書店)

子どもが感じることを、そのまま描いています。

 

後半の時間は、木葉井悦子さん特集です。

 

・『カボチャありがとう』 木葉井悦子  1994年 (架空社)

生命への愛と感謝を込めた絵本。

迫力のある絵で、生命力が溢れています。

見返しや扉まで、木葉井悦子さんの大胆な絵が溢れています。すごいエネルギーですね。

 

1990年〜1998年に発行された季刊絵本情報誌『絵本ジャーナル Pee Boo』22号が、58歳で亡くなられた木葉井悦子さんの特集でした。

土井章史さんが編集していて、荒井良二さんやスズキコージさんの書いた追悼文も載っています。

本日は大サービスで、この追悼文を紹介してくださいました。

この追悼文を読んでいると、木葉井悦子さんの絵本を読みたくなります。

 

木葉井悦子さんの絵本は、擬音で満たされています。

木葉井悦子さん独自のオノマトペは、読んでいて(聞いていて)とても楽しくなりますね。

 

木葉井悦子さんや片山健さんの絵本は、「いのち」をいっぱい表現しています。

ぜひ、手に取って読んでみてください。

 

高科先生の授業では、毎回課題が出て、絵本のテキストを書く課題もあります。

前回の課題は「三題噺」落語でよく使われています。

関係性のない3つの言葉を使って、一つのお話を考えます。

一つに「ねこ」がありましたが、ありきたりの「ねこ」では面白くないです。

思い付いた話は、もう誰かが書いていると思って、もう一度考えてみるといい。

人が思い付かない話を思いつくセンス欲しいですね。

 

今期の授業は終わりましたが、来期ではまた違うテーマで話をします。

是非、スポット受講などで参加してくださいね。

 

最後に、高科先生からお知らせです。

福音館の月刊絵本12号で高科先生が文を書いた『プレゼントはひとつ』が出版されます。

絵はコマツシンヤさんです。楽しみですね。

 

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2023年4月23日(日)絵本レベルアップクラス・松田素子さんの授業内容

2023-06-14 17:58:46 | 絵本レベルアップ

長谷川集平さんのお話。
ダミーを講評する前に絵本作家の長谷川集平さんの『はせがわくんきらいや』のお話。
この絵本は1976年の第3回創作えほん新人賞を受賞されましたが、長谷川さんは当時の審査員の講評が辛辣で傷付いたと語っています。内容はヒ素の混入した粉ミルクを飲み障害を負った「はせがわくん」をめぐる物語。はせがわくんは、森永ヒ素ミルク中毒事件(1955年)の被害者という設定。一度手にとって読んでみてはいかがですか。

絵本作家 林明子さんの描く「人物」について。
林明子さんが描く人物は秀逸で、人の後ろ姿を描く時は、その人は今怒っている、泣いている、いままさに走り出そうとしている等、全てにおいて描き分けているそうです。たとえ後ろ姿でも顔が見えなくても感情を表現しています。
スタジオジブリの宮崎駿さんは、「めんどくさい」とよく言うそうですが「めんどくさい」と言いながら何度も訂正しています。止めてしまえば、それまで。

最近、松田素子さんが読まれた本で
『あふれでたのはやさしさだった』。奈良少年刑務所で授業をするお話で、絵本ではありませんが、非常に感動されたようです。
著者・寮 美千子 (リョウ ミチコ)

授業の後半はダミーの講評です。
ダミーを作るとき、全てのページに色を付けてもいいのですが、直しなどを考えたらメインの見開きのみ色をつけてあとはモノクロでもOKです。
毎回ダミーを見て思うのは。
・読者は理屈屋、絵本のなかで理屈が通っていなければ   納得しない。
 また都合のいい展開だけでは読者は納得しない。
・子どもの本は人生を肯定してくれる。
・絵本は「あらすじ」になってはいけない。
・言いたいことは全部言わない。
などです。


授業中に松田さんが紹介しました書籍です。

『てん』
作・絵: ピーター・レイノルズ
訳: 谷川 俊太郎
出版社: あすなろ書房

『トミーが三歳になった日』
作: ミース・バウハウス
絵: ベジュリフ・フリッタ
訳: 横山 和子
出版社: ほるぷ出版

『トンカチと花将軍』
作: 舟崎 克彦
絵: 舟崎 靖子
出版社: 福音館書店

『ナマコのばあちゃん』
作: こしだ ミカ
出版社: 偕成社

では今日はこれで!またお会いしましょう。

 

 

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