3日に,群馬県利根郡みなかみ町にある,水上 宝台樹(ほうだいぎ)やすらぎの森 自然花苑に,見学に行ってきました.
山野草を自然の風景にとけ込むように植栽して,花を楽しめることを観光の目玉にしている場所です.
よく,シバサクラやコスモスやチューリップなど単植して,ドーンとみせるところはありますが,色々な種類の山野草を温室や鉢ではなく,自然の中で見せてくれるところは珍しいのではないでしょうか?
今行くと,オミナエシ,オトコエシ,ツリガネニンジン,アザミ,カリガネソウ,ハギ,マツムシソウ,アキノキリンソウ,アキギリ,キキョウ,シシウド,サラシナショウマ,クサボタン,ヨツバヒヨドリ,ハンゴンソウ,ツリフネソウ,ヒキオコシ等々,日本の秋ってこんなに花が咲いているんだ,とビックリするくらいの花たちに会えます.
植物は,ほとんど名前を記した小さな看板がたっているので,よく知らない人も一周したらかなり詳しくなることが出来そうです.
もともとはスキー場として造成したのに,1年でやめてしまって,夏場の観光スポットとして植物を楽しめるようにしたとか.
山の斜面を花を見ながら散策できるようになっているのですが,清楚な花たちは,遊歩道の際まで生えているので,じっくり観察もできます.
はじめはススキ・カヤ,ウツギしか生えていなかったようなところを手作業で開墾し,今の姿にしていったそうです.
スタッフの方達の情熱なしには,この素晴らしい風景は生まれなかったんですね.
このような植栽は,はじめ手探り状態から始めたので,色々な失敗もご苦労もあったと言うことでした.
このような場所を作るときの心構えと,ノウハウを聞きました.
「庭に植物を植えるような感じで,思ったところに植えてもなかなかその場所で素直に育つことはない.
自然(植物)が行きたいところ(好きな環境)に勝手に移っていくもの.
自生していたものを大事にして増やすこと.
何カ所かにテスト植栽をすること(地下水脈などにも敏感に反応している可能性あり).
他の下草刈り込みを丁寧にやること.(機械では難しいこともたくさんある.)」
二日も見ないとかなり様子が変わるし,長雨の影響,蒸れ予防の刈り込みなど自然と植物の両方にらめっこです.
30ヘクタールの広大な花園ですが,平素は二人で管理しているのだとか.
下草の刈り込みは機械で出来ないところは,植物の状態と相談しながら手刈りです.
マツムシソウ
マツムシソウ科マツムシソウ属
学名:Scabiosa japonica
この土地では,もともと標高1000メートル以上のところに,この仲間が自生していたそうです.
ここのマツムシソウは自生していたものより立派な品種を,他の高原からタネで分けてもらい,繁殖させたもの.
マツムシソウというと,ガーデニングで寄せ植えなどに使うイメージしかなかったのですが,どうしてどうして自然の中で花やタネのシルエットが映えるではありませんか.
コボレタネでも増えるし,二年目に咲いた後,親株も更新されていく意外と強い植物のようです.
ここでは,アサギマダラをたくさん見ることが出来ます.
アサギマダラが大好きなヨツバヒヨドリがたくさん植えられているからでしょうか?
人が近づいてもあまり逃げないので美しい水色の羽をじっくり見ることが出来ます.
自然花苑は今年は6月27日~9月下旬までの営業とパンフレットに書いてありますが,併設されているキャンプ場は10月下旬までとなっています.
山野草に興味のある,ややマニアックな方,是非行ってみてください.
ちなみに横浜から車で3時間くらいでした.
山野草を自然の風景にとけ込むように植栽して,花を楽しめることを観光の目玉にしている場所です.
よく,シバサクラやコスモスやチューリップなど単植して,ドーンとみせるところはありますが,色々な種類の山野草を温室や鉢ではなく,自然の中で見せてくれるところは珍しいのではないでしょうか?
今行くと,オミナエシ,オトコエシ,ツリガネニンジン,アザミ,カリガネソウ,ハギ,マツムシソウ,アキノキリンソウ,アキギリ,キキョウ,シシウド,サラシナショウマ,クサボタン,ヨツバヒヨドリ,ハンゴンソウ,ツリフネソウ,ヒキオコシ等々,日本の秋ってこんなに花が咲いているんだ,とビックリするくらいの花たちに会えます.
植物は,ほとんど名前を記した小さな看板がたっているので,よく知らない人も一周したらかなり詳しくなることが出来そうです.
もともとはスキー場として造成したのに,1年でやめてしまって,夏場の観光スポットとして植物を楽しめるようにしたとか.
山の斜面を花を見ながら散策できるようになっているのですが,清楚な花たちは,遊歩道の際まで生えているので,じっくり観察もできます.
はじめはススキ・カヤ,ウツギしか生えていなかったようなところを手作業で開墾し,今の姿にしていったそうです.
スタッフの方達の情熱なしには,この素晴らしい風景は生まれなかったんですね.
このような植栽は,はじめ手探り状態から始めたので,色々な失敗もご苦労もあったと言うことでした.
このような場所を作るときの心構えと,ノウハウを聞きました.
「庭に植物を植えるような感じで,思ったところに植えてもなかなかその場所で素直に育つことはない.
自然(植物)が行きたいところ(好きな環境)に勝手に移っていくもの.
自生していたものを大事にして増やすこと.
何カ所かにテスト植栽をすること(地下水脈などにも敏感に反応している可能性あり).
他の下草刈り込みを丁寧にやること.(機械では難しいこともたくさんある.)」
二日も見ないとかなり様子が変わるし,長雨の影響,蒸れ予防の刈り込みなど自然と植物の両方にらめっこです.
30ヘクタールの広大な花園ですが,平素は二人で管理しているのだとか.
下草の刈り込みは機械で出来ないところは,植物の状態と相談しながら手刈りです.
マツムシソウ
マツムシソウ科マツムシソウ属
学名:Scabiosa japonica
この土地では,もともと標高1000メートル以上のところに,この仲間が自生していたそうです.
ここのマツムシソウは自生していたものより立派な品種を,他の高原からタネで分けてもらい,繁殖させたもの.
マツムシソウというと,ガーデニングで寄せ植えなどに使うイメージしかなかったのですが,どうしてどうして自然の中で花やタネのシルエットが映えるではありませんか.
コボレタネでも増えるし,二年目に咲いた後,親株も更新されていく意外と強い植物のようです.
ここでは,アサギマダラをたくさん見ることが出来ます.
アサギマダラが大好きなヨツバヒヨドリがたくさん植えられているからでしょうか?
人が近づいてもあまり逃げないので美しい水色の羽をじっくり見ることが出来ます.
自然花苑は今年は6月27日~9月下旬までの営業とパンフレットに書いてありますが,併設されているキャンプ場は10月下旬までとなっています.
山野草に興味のある,ややマニアックな方,是非行ってみてください.
ちなみに横浜から車で3時間くらいでした.