やまめの庭つくり

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忌中

2011-08-07 | ノンジャンル
半月ぶりに更新します.

大変にプライベートな話題なので恐縮なのですが,先月29日に母が亡くなりました.

2ヶ月入院し,最後の一ヶ月間は毎日病院に顔を出して身体を拭いたり食事を手伝ったり食欲が落ちた母に何とか食べてもらおうと心を砕いた日々でした.

いつもどおり,「また明日来るね」といって別れた6時間半後には帰らぬ人となってしまいました.

一人暮らしだった母は入院生活2ヶ月のうち3回だけ外泊してやまめの家に泊まりましたが,7月に入ってからは酸素マスクなしではいられなくなり,レンタルで酸素製造器を家に置くことにしました.



小さな冷蔵庫並みの大きさと重量で,空気から酸素を作り出す装置です.

ここから10メートルの管をつけて自由に家の中を歩けるようにしたのですが,2回しか使用できませんでした・・・・yellow23

父の時もそうでしたが,誰か亡くなると純粋に悲しみに浸る時間は近しい人であるほどありませんね...

とにかく決めること,やらなければいけないことが目白押しです.

父の時から13年,一人で頑張ってきた母には特別な気持ちもありますが,2度目の親のお葬式という,ちょっと冷静な部分もあり,葬儀は送る側の此岸の人たちのためと考えているので,送る側の気の済むようにしようと決めました.

そこで,花好きだった母のために,優しい花に囲まれた柔らかな印象の祭壇を頼みました.







最後にはこれらの花をすべて棺に.

母は花のベッドに眠っているようでした.

49日までは忌中と言って神事や煩わしいことを避けて出来るだけ慎んで生活する期間とありますが,そんなことは言ってられません.

土曜からバイトも復帰し,今月いっぱいは母の遺品を整理して家の立ち退きをしなければなりません.

普通の生活に戻った気がするのはだいぶ先のことなのでしょう・・・

やまめが毎日つけていた病院日記も,最後の日から逆算して考えてしまうと辛くてまた読み返すことが出来ません.

まだまだ本当に受け入れるには時間がかかりそうです.



こんなときも,花たちがそっと寄り添うように慰めてくれる気がします.

そして,母も喜んでいるような気がして,それがまた少し救われるような気がして.

植物の力はすごいものです.