やまめの庭つくり

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拠り所

2011-08-28 | ノンジャンル
先月末に母が亡くなり,公営住宅に一人暮らしだったので,遺品を整理した後,大きな家具などは業者に頼んで処分してもらうことになりました.

公営なので,すべて元通りにしてお役人に立ち会ってもらって引き渡しをしなければなりません.

火曜日に点検と引き渡しなので,今日は最後にもう一度実家を見に行きました.



がらんとしてホコリ以外何一つ残っていない部屋に陽がさしていました.

壁や天井に残った電灯や時計,エアコン等の跡が生活していた人間がいたしるし.

玄関のドアまでスカッと見渡せて,

お正月に弟家族がどやどやと「こんばんは~」等いいながら入ってくる光景を思い出しました.

「いらっしゃ~い」「お茶飲む?」

そういいながら急須と湯飲みをいつも持ってきてくれた姿はもうありません.

今まで自分が引っ越したことは何度もあり,そのたびにこんな光景を見ていたのですが,今日は「こんなに何もかもなくなってしまうものなのかなぁ・・・・」と,

何だか置いてけぼりにあったような,頼りない気持ちになってしまいました.