やまめの庭つくり

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コビトハンゲ

2013-03-10 | 植物
先日,青葉農園に行ってきました.

昨年,12月~3月に来ると品揃えがすごいんだよとおじさんにいわれたので,今年に入ってから4回目くらいです.

確かにどんどん苗が入荷していて,いつもの棚の場所とは全然違って棚自体増えています.

たくさんのバラ苗も先週と違って,鉢の土が新しくなり,山野草のポットもピカピカに植え替えられています.

やまめは,下見にいったのですが,こんなにズラリと並んでいると,ついつい両手にポットを持ってレジに・・・

その中でも,このコビトハンゲ.

葉っぱの隙間から見つけてしまった花?にやられましたyellow25kirakira2

うちの山野草コンテナに加わってもらおうと,かっさらうようにレジに向かってしまいました.



コビトハンゲ(小人半夏)

サトイモ科アリサルム属

学名:Arisarum proboscideum Savi.

英名:Mouse Plant,Mouse Tail Plant

ネズミのしっぽ・・・そのとおりの形ですね~

仏炎苞の先端が長く伸びているんですね.

花じゃなくて,苞なんですね.やっぱり.

きっと中に肉穂花序があると思われます.

もっと花が増えたら,ひとつ解剖してみたいと思います.

種小名のproboscideumは,“象の鼻のような”という意味だそうです.

原産地は,イタリア~スペインです.

ヨーロッパからわざわざ連れてこられた地味~な植物.

この,かわいらしいマウスにやられてしまった人がいるのでしょう.



草丈は3-5センチ,サトイモ科の葉っぱです.

9~10月は地上部が枯れてなくなってしまうらしいのですが,丈夫な植物らしく,毎年ちゃんとこのかわいいネズミを見ることが出来るようです.



ハンゲ属の仲間には日本に自生するオオハンゲ,カラスビシャク等があり,地味ですが,同じように面白い花をつけます.

マムシグサやウラシマソウなどのテンナンショウ属と近いらしいのですが,ハンゲ属の方が丈夫で育てやすいとのこと.よかった,よかった.