やまめの庭つくり

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歯のお話

2013-07-10 | ノンジャンル
今日も暑かったですねnose4ase2

朝10時になると,水やりしようと思ってホースから出す水はお湯になっています.
直接植物にかけないように気をつけましょう.


昨年11月以来,7ヶ月ぶりに歯医者さんに行ってきました.

いつも定期検診と,お手入れに行くので,歯科衛生士さんとは歯の磨き方など色々なお話をします.

その中で今日は二つ,印象に残ったお話があったので,珍しく植物以外のネタです.

ひとつは,キシリトールの役割について.

よく,外で食事をした後,キシリトール入りのガムを噛んで歯磨きの代わりにする人がいますよね.
あれ,物理的に食べかすなどを除去するのにいいのかな・・・くらいに思っていたのですが,実は虫歯菌を弱らせる効果があるから推奨されているんですね.

虫歯菌は,糖を分解して酸を作り,これが歯を溶かしてしまうのですが,キシリトール(糖)は分解しても酸を作れないので,次第に菌が弱って減っていくのだそうです.

更に,ガムを噛むことにより,唾液が盛んに分泌されるので,2時間くらいはその影響が残り,口中のpHも中性に保たれるようになって虫歯菌が活動しにくくなるのだそうです.

妊婦の時にキシリトールガムを食べる習慣を続けた人は,生まれた赤ちゃんが2才になるまで追跡調査した結果,母親がガムを食べなかったグループに比べて明らかにお子さんが虫歯になる確率が少なかったという実験例も教えてくれました.

口内細菌の勢力分布って一生ものですよね・・・kirakira2

もう一つは知覚過敏.

歯茎が加齢と共に下がったりして歯の根元のエナメル質が薄くなったり剥がれたり・・・力学的にも噛む力のすごさをそこでうまく逃がしているのですが,やはり長年使っていると傷んでくるようです.

根元には,熱や感触などを神経に伝える細かな穴がたくさん空いているそうなのですが,根元をガードしている膜(エナメル質)が薄くなることでその穴が大きくなって刺激を過剰に感じてしまうことから知覚過敏になる・・・(というような説明だったと思いますが,記憶違いもあるかも.なので,医学的には正確ではない可能性有りです・・・)

ここで大切なのは知覚過敏は,歯が再石灰化をして,自然に治癒する力があるということです.コマーシャルなどでも周知ですよね.

ただ,刺激を受ける状態を放置することでその「穴」は防御システムが働いてより早く小さくなっていく・・・ということはなく,治療をしてしみる部分を一時的にカバーしたり,冷たいものがしみる場合はぬるま湯を飲んだりするなど,刺激から遠ざけることで新に膜を作ってガードし,穴も小さく戻っていくのだそうです.

歯の生理学を知ると,どんな風に対処したらいいのかわかりますね.

とりあえず,歯医者さんでしか売っていないという,キシリトール100%のガムを購入しました.
食後,口中の虫歯菌を弱らせることから始めてみようと思います