やまめの庭つくり

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法事

2011-01-09 | ノンジャンル
今日は父の十三回忌でした.

十三回忌というのは亡くなった年から12年目に行われます.

先日,釈迦の教えでは死後の世界について述べられたものは一切ないと書いてあったものを読んだのですが,お坊さんの説話?では,極楽浄土に暮らしていたるが,常にそばに来て陰ながら見守ってくれている等述べられていました.

考えてみると,そうやって残って生きている人たちを励ましているのかも知れませんね.

日本人と仏教の関係は長い長い歴史の中で築きあげられてきたんだなぁと改めて感じました.

ちなみに三十三回忌は弔い上げで個人としての法要は終わり,どんな人でも極楽浄土に行けることになるそうで,その後はご先祖様として祀られ,仏壇から位牌も片づけるそうです.

どちらかというとお祝いの気分さえ漂っているような盛大な法要になるようですね.

20年後なんて自分もどうなっているかわからないので,実感がわかないですけど...




そういえば,先日買った文庫本,1~4巻まですごく感動しながら読み進み,さて最終巻,と思ったらまだ発刊されていませんでした・・・yellow23

いつ発刊されるのかと思って各巻の発刊された間隔を調べたら3年おきに発刊されていました.

最終巻だけ3年後・・・・

冗談じゃないわ~alienase

そう,このときは3年後なんてどうなっているかわからないじゃん!長すぎる!!

と思ったのでした.

3年,というのは妙に現実感があって余計遠く感じました.


時間の感じ方って,その時々でずいぶん変わってしまうものですねyellow22




白梅

2011-01-08 | 樹木
気温は低いけれど,きれいな青空が毎日続いていますね.

駅に行く途中にある高台の家の梅.

空を見ながら歩いていると急に目に飛び込んできます.

そういえば,昨年20日くらいから咲き始めているな~と思っていました.

青空バックに白八重のゴージャスな花がまぶしいです.

7分咲きくらいでしょうか.





毎年このお宅の梅で「早春」を感じているなぁ・・・yellow11kirakira2

各人,季節の訪れを感じるランドマーク的な植物があるんでしょうねyellow19



遅ればせながら

2011-01-06 | 造園
昨年12月26日にやまめの兄(姉?)弟子のねこまたさんが,ついに師匠のホームページを完成してくれましたkirakira2

まだこれから手を加えてさらによいものになっていくと思うのですが,遅ればせながらこのブログでも紹介させていただきます.

師匠の作品の数々是非ご覧くださいませdown

http://kagensaino.image.coocan.jp/index.html




お正月,ふと思いついて,昨年買ったまましまい込んでいた本や雑誌を読もうと思い,何故か一番最初に読んだのが「釈迦入門」特集をしていた雑誌でした.

時々松嶺院の禅会で般若心経を唱えるのですが,いったい何を自分が言っているのか疑問だったので,ちょうど意訳レベルですが素人向けに説明が書いてあり,なるほど~と納得しました.

ついでに仏教の教えで大切な事柄ベスト8的なノリで平易に解説してあったものも読んだのですが,それを読んだ感想としては仏教の教えはどんな心構えを持って生きていくべきか,それに尽きるのかなと思いました.

実は仏教の教えは極楽浄土について説かれているのかと思っていたくらいド素人でしたalienase

素人向けの説明を読んだだけですので,まったく的はずれな理解かも知れませんが.

とにかく頑張って生きていきなさいと応援された気がするのですが・・・

昔は例えこんな軽い読み物でさえ宗教関連に興味を持つことなんかなかったのですが,年とともに何か自分の心の中が変わっているのでしょうか?

ちなみに次に読むのは「茶の湯入門」雑誌です.

その合間にビデオに取りためた趣味の園芸やイギリスのガーデン関連雑誌やビズなどを読んでます.(のだめカンタービレ最終巻も読むぞーー)

歴史やお城や風土や都市のこと・・・・植物のこと,生活のこと.

知りたいことがいっぱいです.

今年はもうちょっと知識と文化が心と感性にしみ込んでほしいと願うのですが...

最初は広く,浅く.

出来ることから始めます



カンタブリクス

2011-01-04 | 植物
12月にコンテナに植えた原種のミニスイセン,カンタブリクスが咲きました.



たしか,球根の説明にはバルボコジューム白花と書いてあったような気がしたのですが,バルボコとは品種が違うようです.

姿形は近いけど・・・

スイセン カンタブリクス

ヒガンバナ科スイセン属

学名:Narcissus ‘cantabricus’

英名:White hoop petticoat daffodil

スペイン・モロッコ・アルジェリアに分布.カンタブリクスは,スペイン北部のカンタブリア(Cantabria)という地名に由来.

バルボコジュームの花期が3月~4月なのに対し,カンタブリクスの花期は1月下旬頃.



針のように細い葉,10センチに満たない草丈,不釣り合いに大きな花,透けて見えそうな繊細な花びら・・・・





若干バランスが悪くてひ弱そうなところがイマイチですが,この花の形と繊細な雰囲気が好きですsymbol4

黄色のバルボコジュームはよく見るのですが,白い花はちょっと珍しいなと思って植えました.

本当は群生させたいのですが,お高いので,自然に増えてもらえるように世話をしたいと思いますham



今年になったばかりだというのに,もう「数年先」を考えてしまいました・・alienase2ase2

植物とつきあうと長い目で見守ることが多いですね~



今年の目標

2011-01-03 | 造園
先月末の師匠の講演を聴いたときに風情のある景色を創るには「気(き)」と「気(け)」が大切だというお話がありました.


抽象的なたとえではありますが,造園を志すものにとっては樹木や石の気勢が作り出す景色というものは大変重要です.

論理的というより,感覚に訴えてくる景色の魅力を創出するために必要な視点です.

樹木が土地の持つ文化,歴史,風土などの気(き)を吸い上げ,広がる枝から気(け)として発散させ,その気(け)を人々が感じることによってその景色の風情として感じられる,という例え話はやまめにはものすごくイメージが伝わってきました.

どんなふうに生えている木でもいいわけではなく,その土地の力を集められる場所に集められるような木を植えることが大切なんだなぁ,と.

それを見極め,空間に気を満たすことを意識する・・・

なんだか禅問答のようになっていますが,やまめの心の中ではかなり具体的なイメージがわきました.



数日後に師匠とこの「気(き)」と「気(け)」の関係について話したときに,それは人でも同じことが言えるんだよといわれました.

例えば夢や理想を心に掲げて目標に向かって頑張っていると,その人の中に「気(き)」がたまり,周囲に「気(け)」として発散しているはずだと・・・

その「気(け)」を同じように発している人が感じ取り,自然と仲間になっていく.

何だか超感覚の世界になってきたような気もしますが,不思議と目に見えないもので惹かれることって,実は内面のものがにじみ出ているのを敏感にかぎ取っているから,かもしれません.

何かを強く想ってそれに向かっていくこと.

今年もこれでいきたいと思います.

少しでも「気(け)」を発することができるように・・・・