「
花様年華」(00)の続編とも言われいるし関連性はあるので見た方が理解しやすいと思われ。
クランクインが99年、途中いろいろあってようやく公開にこぎつけたいろんな意味で話題作。
<公開時コピー> 「その不思議な未来(2046)ではミステリートレインが動き出しアンドロイドが恋に落ちる。」
ウォン・カーウァイといえば個人的には「
恋する惑星」(94)「
天使の涙」(95)が好きだ。
金城武やトニー・レオンを知ったのもこれらだったし。
巨匠ウォン・カーウァイ監督作品に、馴染みのトニー・レオンや初参加のチャン・ツィイー、木村拓哉らも参加したSFラブ・ストーリー。
ミステリートレインとアンドロイドでSFっぽいかと思えば、思ったほどではないし。
過去に囚われた一人の小説家が近未来を舞台にした物語を執筆、次第に小説家の現在と物語の中の未来が時空を超えて交錯していくさまを、美しい映像で綴る。
<あらすじ> 1967年の香港。 チャウはジャーナリストから小説家に転身した男。
いま書いているのは滞在先のホテルを中心に出会う人々を登場させた「2046」という近未来小説。
小説の登場人物たちは、<2046>行きの謎の列車に乗り込む。
それは美しいアンドロイドが客室乗務員を務める不思議な列車。
人々は<2046>に行けば、“失われた愛”を取り戻せると信じていた。
ただし、それが真実かどうかを知る者はいない。
なぜならば、そこへ行った人間は誰も戻ってこなかったから、ただ一人の男を除いて。
そして、その男はいま、この列車の中にいた。。。
トニー・レオン Tony Leung・・・・・・チャウ・モーワン
木村拓哉 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Tak
コン・リー Gong Li ・・・・・・・・・・・・スー・リーゼン
フェイ・ウォン Faye Wong・・・・・・・・ワン・ジンウェン
チャン・ツィイー Zhang Ziyi・・・・・・・バイ・リン
カリーナ・ラウ Carina Lau・・・・・・・・ルル
チャン・チェン Chang Chen
マギー・チャン Maggie Cheung・・・・・スー・リーゼン
ドン・ジェ Dong Jie
□HP
http://www.2046.jp/
★★☆☆☆
注:以下ネタバレあり
木村くん目当てに行ったファンはガッカリするのかな?
個人的にはどうでもよく、トニー・レオン、チャン・ツィイー、マギー・チャンを楽しみにしていた。
木村くんは台詞も日本語だし、演技は相変わらずの一本調子だけど、ルックスや低い声はイイし話題性もある、出番もカンヌの時より数分増えたと聞いたけれど予想以上に増えていたように思う。
マギー・チャンは学生時代にジャッキー作品でよく見ていたので「綺麗な女優さんになっちゃってー!」と見るたび思い出してしまう。
ほんの数カットの出番だったけれど「花様年華」があったのでニヤリとしてしまう。
フェイ・ウォンは大きな丸い目をクリクリさせて「恋する惑星」から10年も経つのに相変わらずの透明感があって良かった。
FFの主題歌などの綺麗な声と、中井貴一と「ウソコイ」ドラマ出てたなーっていうのを思い出した。
トニー・レオンは色気ありあり、黙っていても眼力で魅せるというか凄みがある。
彼に全てはかかっている映画というか。
屋上のネオンとか、ああいうシーンは好きだなぁ。
チャン・ツィイーとの絡みも他の映画でお馴染みだったし違和感なし。
彼女は彼女でやっぱり存在感あるし。
チャン・イーモウ作品とはまた違う美しい彼女に魅せられます。
ストーリーはあってないように感じたので間延びした印象で私はアクビ連発、90分位で頼むょ、って感じ。
「秘密を隠したいときは、穴を掘って~」がまた出てきた。 王様の耳はロバの耳~ですな。
全般的に退廃的で気だるい雰囲気、男と女の始まりと終わり、決して愛してはくれない相手との恋。。。性描写も長いような(照)
中国代表としてどうしても比べてしまうチャン・イーモウの原色の美、それとはまた違う色使いやら美しさのある映像と衣装に音楽、
こういうムードに酔いしれられたらもうけもの、好き嫌いの分かれるところではないかな?