スティーヴン・キング映画では「シークレット ウインドウ」も好きだな。
今作は、原作者スティーヴン・キングとフランク・ダラボン監督が
「ショーシャンクの空に」「グリーンマイル」に続いてのコンビ。
ぃゃ~~~見応えありました。
突如、極限状態に陥った人間たち。。。
たしかにホラーパニック映画を描いているのですが、外敵 < 内なる敵ですよっ。
「正しい」と思っていることも人それぞれだし、
「正しい」と行動したことが「間違っていた」場合もあったり。
様々に考えさせられました。
原作とは違うラスト、読者に想像を膨らませるようなラストではなく
結末を見せる、ということもこの映画の魅力の一つだと思います。
スティーヴン・キング 「霧」
OST 「ミスト」
<原題> 「THE MIST」
<公開時コピー> 「この子と約束した 必ず守ると──
霧(ミスト)の中には“何”が待っていたのか──
映画史上かつてない、震撼のラスト15分 」
<あらすじ> のどかな田舎町を襲った激しい嵐の翌日、
デヴィッドは湖の向こう岸に発生した異様に深い霧に懸念を抱きながら
息子と隣人のノートンとスーパーマーケットへ買い出しに出掛けた。
店内は大混乱、外では軍人が歩き回り、サイレンが鳴り続ける。
あの濃い霧は、店にも迫り、ついには町全体を飲み込むように覆っていく。
鼻血を流したダンが店に駆け込み叫ぶ。
「霧の中に何かがいる!」
カーモディは狂信めいた発言で人々の不安を煽っいく。
「外は死、この世の終わりよ!!!」
人々がマーケットに缶詰状態となる中、霧の中に潜む不気味な触手生物を発見するデヴィッド。
彼を信じた人たちは直ちに店のバリケードを作り始め、武器になる物もかき集める。
そして夜、突如として霧の中の生物たちが襲撃を開始、店内は大混乱となるのだが。。。
トーマス・ジェーン ・・・・・・・・・デヴィッド・ドレイトン
マーシャ・ゲイ・ハーデン ・・・・ミセス・カーモディ (骨董品屋)
ローリー・ホールデン ・・・・・・アマンダ・ダンフリー
アンドレ・ブラウアー ・・・・・・・ブレント・ノートン (弁護士)
トビー・ジョーンズ ・・・・・・・・・オリー・ウィークス (副店長)
ウィリアム・サドラー ・・・・・・・ジム・グロンディン (倉庫係)
ジェフリー・デマン ・・・・・・・・・ダン・ミラー
フランシス・スターンハーゲン ・・アイリーン・レプラー (教師)
アレクサ・ダヴァロス ・・・・・・・サリー (レジ係)
ネイサン・ギャンブル ・・・・・・・ビリー・ドレイトン
クリス・オーウェン ・・・・・・・・・ノーム
サム・ウィットワー ・・・・・・・・・ウェイン・ジェサップ (軍人)
ロバート・トレヴァイラー ・・・・・バド・ブラウン (店長)
デヴィッド・ジェンセン ・・・・・・マイロン
ケリー・コリンズ・リンツ ・・・・・ステファニー・ドレイトン
・HP 「http://www.mistmovie.jp/」
(↓ 注:以下ネタばれあり)☆☆☆☆★
ぃゃー、変な汗かいたっ。
えら恐ろしい触手生物の攻撃はまだ見ていられたけれど、
巨大大量昆虫の襲撃っぷりは、虫大嫌いな私にとって拷問のようでした。。。ウエーン
突然変異でも異星からの襲来でも人工災害でも何でもいいさー。
恐ろしい外敵も霧による閉塞感も、恐怖の対象で、
店にいる人たちで状況を把握しようと協力し合おうと結束力も生まれますが、
不安を煽ったり、人のせいにしたり、いがみ合ったり、
絶望から死を選んだり、精神がどんどん壊れていく様がよほど怖かったです。
極限状態では、冷静になるということはとても難しい。
ノートンにしても、カーモディにしても、熱弁をふるい味方を増やし
不安や恐怖から逃れる為に暴徒化してしまいがちなのだろうか。
あのとき触手見に店長と一緒にノートンも見に行けばいいのにねー。
不仲なデヴィッドの言うことだから、と余計な意識が働いてしまうのですな。
カーモディは、ね~~~。
ああいうタイプの人間は大嫌い。
最初は反感を持っていた人たちも、次第に信者に変わっていく様も怖い。
いつの間にか形勢が逆転していたデヴィッドたち。
店長に見下された感のあったオリーも、実は銃も扱える勇気もあり優しい男性で頼もしかった。
カーモディを黙らせるにはああするしかなかったのも普段の彼にはなかった一面。
そうして何とか店(内なる恐怖)から脱出して車を走らせ、ガソリンが尽き、
外敵の接近を感じると最大の恐怖感に襲われ、ついに自らの死を選ぶ大人たち。。。
絶望したデヴィッドに、本当の絶望が襲う、
このラストはハッピーエンド大好きなハリウッド映画にはない悲劇的な余韻を残しました。
一番最初に子供を心配して店を一人で出て行った女性、
霧が晴れていき軍の車で救助された人たちの中にいた彼女が、冷ややかにデヴィッドを見つめていました。。。
しかも進行方向からではなく、今来た道の方から晴れてきた霧。
たとえ死を目前にしても、息子との約束があったとしても、「絶対に諦めるな」ということなのか。。。
エンディングロール中、延々ヘリの音など聞かせたことの意味はあるのかしらん。
2008年5月25日(日)MOVIX三郷
今作は、原作者スティーヴン・キングとフランク・ダラボン監督が
「ショーシャンクの空に」「グリーンマイル」に続いてのコンビ。
ぃゃ~~~見応えありました。
突如、極限状態に陥った人間たち。。。
たしかにホラーパニック映画を描いているのですが、外敵 < 内なる敵ですよっ。
「正しい」と思っていることも人それぞれだし、
「正しい」と行動したことが「間違っていた」場合もあったり。
様々に考えさせられました。
原作とは違うラスト、読者に想像を膨らませるようなラストではなく
結末を見せる、ということもこの映画の魅力の一つだと思います。
スティーヴン・キング 「霧」
OST 「ミスト」
<原題> 「THE MIST」
<公開時コピー> 「この子と約束した 必ず守ると──
霧(ミスト)の中には“何”が待っていたのか──
映画史上かつてない、震撼のラスト15分 」
<あらすじ> のどかな田舎町を襲った激しい嵐の翌日、
デヴィッドは湖の向こう岸に発生した異様に深い霧に懸念を抱きながら
息子と隣人のノートンとスーパーマーケットへ買い出しに出掛けた。
店内は大混乱、外では軍人が歩き回り、サイレンが鳴り続ける。
あの濃い霧は、店にも迫り、ついには町全体を飲み込むように覆っていく。
鼻血を流したダンが店に駆け込み叫ぶ。
「霧の中に何かがいる!」
カーモディは狂信めいた発言で人々の不安を煽っいく。
「外は死、この世の終わりよ!!!」
人々がマーケットに缶詰状態となる中、霧の中に潜む不気味な触手生物を発見するデヴィッド。
彼を信じた人たちは直ちに店のバリケードを作り始め、武器になる物もかき集める。
そして夜、突如として霧の中の生物たちが襲撃を開始、店内は大混乱となるのだが。。。
トーマス・ジェーン ・・・・・・・・・デヴィッド・ドレイトン
マーシャ・ゲイ・ハーデン ・・・・ミセス・カーモディ (骨董品屋)
ローリー・ホールデン ・・・・・・アマンダ・ダンフリー
アンドレ・ブラウアー ・・・・・・・ブレント・ノートン (弁護士)
トビー・ジョーンズ ・・・・・・・・・オリー・ウィークス (副店長)
ウィリアム・サドラー ・・・・・・・ジム・グロンディン (倉庫係)
ジェフリー・デマン ・・・・・・・・・ダン・ミラー
フランシス・スターンハーゲン ・・アイリーン・レプラー (教師)
アレクサ・ダヴァロス ・・・・・・・サリー (レジ係)
ネイサン・ギャンブル ・・・・・・・ビリー・ドレイトン
クリス・オーウェン ・・・・・・・・・ノーム
サム・ウィットワー ・・・・・・・・・ウェイン・ジェサップ (軍人)
ロバート・トレヴァイラー ・・・・・バド・ブラウン (店長)
デヴィッド・ジェンセン ・・・・・・マイロン
ケリー・コリンズ・リンツ ・・・・・ステファニー・ドレイトン
・HP 「http://www.mistmovie.jp/」
(↓ 注:以下ネタばれあり)☆☆☆☆★
ぃゃー、変な汗かいたっ。
えら恐ろしい触手生物の攻撃はまだ見ていられたけれど、
巨大大量昆虫の襲撃っぷりは、虫大嫌いな私にとって拷問のようでした。。。ウエーン
突然変異でも異星からの襲来でも人工災害でも何でもいいさー。
恐ろしい外敵も霧による閉塞感も、恐怖の対象で、
店にいる人たちで状況を把握しようと協力し合おうと結束力も生まれますが、
不安を煽ったり、人のせいにしたり、いがみ合ったり、
絶望から死を選んだり、精神がどんどん壊れていく様がよほど怖かったです。
極限状態では、冷静になるということはとても難しい。
ノートンにしても、カーモディにしても、熱弁をふるい味方を増やし
不安や恐怖から逃れる為に暴徒化してしまいがちなのだろうか。
あのとき触手見に店長と一緒にノートンも見に行けばいいのにねー。
不仲なデヴィッドの言うことだから、と余計な意識が働いてしまうのですな。
カーモディは、ね~~~。
ああいうタイプの人間は大嫌い。
最初は反感を持っていた人たちも、次第に信者に変わっていく様も怖い。
いつの間にか形勢が逆転していたデヴィッドたち。
店長に見下された感のあったオリーも、実は銃も扱える勇気もあり優しい男性で頼もしかった。
カーモディを黙らせるにはああするしかなかったのも普段の彼にはなかった一面。
そうして何とか店(内なる恐怖)から脱出して車を走らせ、ガソリンが尽き、
外敵の接近を感じると最大の恐怖感に襲われ、ついに自らの死を選ぶ大人たち。。。
絶望したデヴィッドに、本当の絶望が襲う、
このラストはハッピーエンド大好きなハリウッド映画にはない悲劇的な余韻を残しました。
一番最初に子供を心配して店を一人で出て行った女性、
霧が晴れていき軍の車で救助された人たちの中にいた彼女が、冷ややかにデヴィッドを見つめていました。。。
しかも進行方向からではなく、今来た道の方から晴れてきた霧。
たとえ死を目前にしても、息子との約束があったとしても、「絶対に諦めるな」ということなのか。。。
エンディングロール中、延々ヘリの音など聞かせたことの意味はあるのかしらん。
2008年5月25日(日)MOVIX三郷