「ブレードランナー」の35年ぶりの続編!
ハリソンも出演!
これを繋ぐ短編3編も佳作、
と期待値が高まったわけです。
10月末に公開されましたが、やれ台風、仕事や試験などでやっとこの日曜に鑑賞。
15時台でしたが観客は8割ほどでした。
1982年当時は中1でした。
リドリー・スコット監督のあの世界観、ごっそり引き継いでいました。
地球環境も絶望的に悪化しているような荒廃した都市、
ハンス・ジマーさんの、ベリベリビリビリとモワーンとした音楽がまたまったりと映像美に絡み合っていました。
この世界で人間は、人工農場で生産される食料のおかげで生き延びたと言われているけれど
労働力として製造した人造人間レプリカントに劣悪な環境で働かせてまでの行く末も悲観されます。
人間もどきとレプリカントを差別までしている。。
ということでネタバレもあり。
あれから30年、
旧式で自我に目覚め脱走、逃亡し人間になりすましたレプリカントを追う
捜査官ブレードランナーのKもレプリカント。
ライアン・ゴズリングさんが主演だったからこそ保てたシーンは沢山あって。
雪のシーンも印象深いです。
終盤、最も人間的に行動をしていたのも感動でした。
ヒロインでもあるジョイはAI恋人でホログラム。
実体がないのでKと触れ合うのに娼婦の動きとシンクロさせるシーンも
好みの可愛い系の女優さんだけあって美しくも切なさが伝わってきました。
が、一つ一つのシーンにじれったく感じられる160分でもありました。
(前作を未見で今回の予告や番宣をなんとなく見ていた彼は
ハリソンさんがもっと序盤に登場して物語にガッツリ絡んでいくと予想していたらしく、まだかまだかと思っていたらしい (;'∀'))
「マイアミ・バイス」では髭と眼差しがクールな主任を演じていたエドワード・ジェームズ・オルモスさん。
個人的には、折り紙を折るブレードランナー・ガフの登場にもテンション上がりました。
前作ではラストでユニコーンの折り紙が出てきましたが、今回は羊でした。
前作のヒロインあのレイチェルが、CGとはいえ35年前のままで登場したのも驚きました。
(デッカードの前に現れたのはウォレス社産でしたが)
人間だと思っていたら実はレプリカントでしたが、あれから亡くなり骨となっていて、しかも
妊娠し子供を産んでいた、という驚異的な展開。
数多くレプリカントを作り出せないウォレスにとって、これは新世界の誕生ともいえるべき革新。
レプリカント至上主義になっていく世界になるべくしてなってしまうのではないかという恐怖を感じました、人間として。
ウォレスも奇跡の子も生きている、ということで続編もできそうだけれど
そういう余白を残して終わるのもいいんんじゃないかなと思います。
ブラックアウト 2022
2036:ネクサス・ドーン
2048:ノーウェア・トゥ・ラン
[原題] BLADE RUNNER 2049
[コピー] 知る覚悟はあるか。。。
[あらすじ]
荒廃が進む2049年の地球。
レプリカントを製造していたタイレル社は倒産していて、
新たにウォレス社がより従順な新型レプリカントを製作中。
LA市警のブレードランナー“K”は、ある事件の捜査中に
レプリカント開発に力を注ぐウォレス社の巨大な陰謀を知ると共に、
その闇を暴く鍵となる男にたどり着く。
彼は、かつて優秀なブレードランナーとして活躍していたが
ある女性レプリカントと共に忽然と姿を消し、
30年間行方不明になっていた男、デッカードだった。
いったい彼は何を知ってしまったのか?
デッカードが命をかけて守り続けてきた〈秘密〉。。
人間とレプリカント、2つの世界の秩序を崩壊させ、
人類存亡に関わる〈真実〉が今、明かされようとしている。。
ライアン・ゴズリング ・・・・・ K (ブレードランナー)
ハリソン・フォード ・・・・・・リック・デッカード (元ブレードランナー)
アナ・デ・アルマス ・・・・・・ジョイ (AIホログラム)
マッケンジー・デイヴィス ・・・マリエット (旧型レプリカント)
シルヴィア・フークス ・・・・・ラヴ (レプリカント)
レニー・ジェームズ ・・・・・・ミスター・コットン
カルラ・ユーリ ・・・・・・・・アナ・ステリン (ウォレス社の記憶デザイナー)
ロビン・ライト ・・・・・・・・ジョシ (Kの上司)
ショーン・ヤング ・・・・・・・レイチェル (レプリカント)
デイヴ・バウティスタ ・・・・・サッパー (旧型レプリカント)
ジャレッド・レトー ・・・・・・ニアンダー・ウォレス
ウッド・ハリス ・・・・・・・・ナンデス
デヴィッド・ダストマルチャン ・・ココ
ヒアム・アッバス ・・・・・・・フレイザ
エドワード・ジェームズ・オルモス ・・ガフ
バーカッド・アブディ ・・・・・・ドク・バジャー