先日ツタヤの会員期限が過ぎたので更新してきました。
そして旧作1本無料レンタルで借りてきたのがこの映画。
公開時、周りは酷評ということもあって観る機会を逃し、ようやく観ることが出来ました。
ジョニー・デップさんの魅力と鏡をはじめカメラワークの良さが気に入って、特典映像を見て更に理解が深まりました。
スティーヴン・キング原作の映画化で超面白かった!作品が思いつかないので、期待し過ぎずに楽しめたのが良かったです(褒めてますw)。
<原題>「SECRETWINDOW」
<公開時コピー>「なぜ追われる、なぜ終われない。」
スティーヴン・キングの中篇集「ランゴリアーズ」に収められた「秘密の窓、秘密の庭」を映画化。
「秘密の花園」などと混合しないように窓だけを使ったタイトルにしたようです。
主演は「ティム・バートンのコープスブライド」「チャーリーとチョコレート工場」がヒット中のジョニー・デップ。
デヴィッド・コープ監督(脚本)は「宇宙戦争」をはじめ多くの脚本も手がけています。
<あらすじ> 湖畔に建つ別荘で新作小説を創作中のベストセラー作家モート・レイニー。
だが彼は、妻エイミーとの離婚調停に身を削られて執筆活動も行き詰まり、スランプに陥っていた。
そんなある日、モートのもとにジョン・シューターと名乗る正体不明の男が訪ねてくる。
そしてシューターは唐突に、モートが自分の小説を盗作した、と言い放つのだった。
最初は全く取り合わないモート。
しかし、シューターが置いていった彼の原稿の内容は、モートの著書“秘密の窓”と瓜二つだった。
以来、モートはシューターから執拗に付きまとわれ始めるのだが。。。
ジョニー・デップ Johnny Depp ・・・・・・・・・モート・レイニー
ジョン・タートゥーロ John Turturro ・・・・・ジョン・シューター
マリア・ベロ Maria Bello ・・・・・・・・・・・・・エイミー
ティモシー・ハットン Timothy Hutton ・・・テッド
チャールズ・ダットン Charles Dutton
レン・キャリオー Len Cariou
□HP
http://www.sonypictures.jp/homevideo/secretwindow/index.html
(↓ 注:以下ネタばれあり)☆☆☆★★
冒頭にハッとするシーンがあって、その原因にいくのかと思えば数ヵ月後というのがまず意外でした。
なにぶん原作も読んでいないし何も知識なく観たので。。。
湖から山小屋へ、あの窓から室内へ、鏡に映るモートがうつり。。。に始まるシーンはとても印象的です。
カットや役のこだわりなどを見るには面白い映画でした。
窓、鏡、独り言、ちょっとしたシーンを見ていくとオチが予想出来ます。
特典映像の未公開シーンの一部は、さらにオチがわかりやすくなっていたのでカットするのもわかります。
ラストも地中深く潜るのをカットしても充分想像出来るので、トウモロコシ畑→トウモロコシをかじるモートのラストカットで良かったと思います。
登場人物(キャストではなく)で良い人がいないというのも面白い。
個人的に人格分裂者ものでは「アイデンティティー」が好きです。
ジョニー・デップさんは同じような役がないくらい様々な人物を演じていますが、それぞれが自然に見えてとても上手い役者です。
ここでも変貌振りには凝っていました。
「パイレーツ・オブ・カリビアン」のジャックでファンになった方も多いと思いますが、「ギルバート・グレイプ」「ニック・オブ・タイム」あたりのジョニデが私は大好きです。
ティモシー・ハットンさんは久々に見たせいか、はじめ誰だかわかりませんでした(ふっくらした?)。
ジョン・タートゥーロさんは見たことあるなーって思っていたら「コラテラル・ダメージ」でした。
不気味な雰囲気が、あの帽子と身体をあまり動かさず口だけで話したりニヤッと不敵に笑う感じでよく出ていました。
マリア・ベロさんはよくある顔といったら失礼ですがあまり覚えていなくて、「ER~シーズン3,4」アンナ・デル・アミコ(小児科医)だったんですね!
暮れに映画公開される「ミスター・アンド・ミセス・スミス」のテレビドラマでデビューして、「ペイバック」ではメル・ギブソンとも共演していました。