モーガン・フリーマン恐るべし!!! 前後のナレーションは彼でした(エンドクレジットにて)。
ぃゃー面白かったというより「怖かった」 まんまとハマりました。
<原題> 「WAR OF THE WORLDS」
<公開時コピー> 「彼らは、すでに地球(ここ)にいる。地球最後の戦争は人類が起こしたものではない。
いま試される、愛と勇気――」
スティーヴン・スピルバーグとトム・クルーズが「マイノリティ・リポート」に続いてコンビを組み、有名なH・G・ウェルズの同名原作を1953年に続き再映画化。
宇宙人が乗っている「トライポッド」のデザインや、宇宙人の手のデザインにしても53年に映画化された世界観をベースにしているようです。
53年版は観ていないのですが、主演していたアン・ロビンソンとジーン・バリーが元妻の両親役でカメオ出演しています。
共演は「ハイド・アンド・シーク/暗闇のかくれんぼ」「IamSam」のダコタ・ファニング。
<あらすじ> アメリカ東部のニュージャージーに暮らすレイには、別れた妻との間には息子のロビーと娘レイチェルがいた。
子供たちと会う日、その異変は何の前触れもなく唐突に訪れた。
晴天だった空が突如不気味な黒い雲に覆われると、吹き荒れる強風の中、激しい稲光が地上に達し、地面に巨大な穴を空ける。
すると大地が震え、地中で何者かが激しくうごめき始めたのだった。
その光景を呆然と見つめていたレイ。
町が次々と破壊され、人々がパニックに陥る中、レイは子どもたちのもとへ駆けつけ、彼らを守るため懸命に奔走するのだった。。。
トム・クルーズ Tom Cruise ・・・・・・・・・・・・・・・レイ・フェリエ
ダコタ・ファニング Dakota Fanning ・・・・・・・・・・レイチェル・フェリエ
ティム・ロビンス Tim Robbins ・・・・・・・・・・・・・Ogilvy
ジャスティン・チャットウィン Justin Chatwin ・・・ロビー・フェリエ
ミランダ・オットー Miranda Otto ・・・・・・・・・・・マリー・アン・フェリエ
ダニエル・フランゼーゼ Daniel Franzese ・・・・・
□HP
http://www.uchu-sensou.jp/top.html
(↓ 注:以下ネタバレあり)
渦巻く悪雲、空に向かって吹く強風、異状な落雷、そして最初のトライポッドが割れた地面から現れて、
ボーっと不気味な音がして、ピカーって光線で人々がパニくって逃げ惑うのを一瞬で灰にしてしまい。。。(落ち着け自分)。。。とても怖かったです。
怖そうな音楽もなく、映画館の音響がまた素晴らしいので、体に音が響くのがまた臨場感ありました。
電子機器がダメになってしまった時には自分で見たものだけが情報になってしまうから危機管理能力も問われます。
レイチェルが最初に「テロ?」と質問するシーンも現実っぽい。
生意気な口調かと思えばキーキーパ二くったりハラハラさせられます。
ロビーにしても反抗期だし、若気の一本やりで軍に混ざって宇宙人と戦おうと家族から離れようとしてレイをハラハラさせます。
(ロビーの大人へと成長を遂げる場面ではありましたが)
中盤にティム・ロビンス演じる中年男にイライラさせられ、ドリフコントのように(`d´)シー!って言いたくなるようなシーンも。
徐々に精神が壊れていく様を上手く演じていてさすが!です。
アメリカってフツーに地下室が家にあったりして良いですね。
日本だと田舎の家にならあっても防空壕?(苦笑)
宇宙人 対 人間(一方的な殺戮で勝ち目はないけど)も凄まじいけれど、パニくった人間同士の争いは悲惨でした。
レイにしても試される愛と勇気、というよりは「生き延びるために情け容赦なしに逃げろ」ということでしょうか。
トム・クルーズはダメ男ダメ父親を熱演、スーパーパパが子供たちを守る話より、危機をきっかけに成長していく様も描かれて良いのでしょう。
伸びてくる触手からレイチェルを守ろうと体ごと被さったり、ラストのロビーを抱きしめるシーンは良かった。
「大阪でも倒せた」とか「世界最強のこの国」などの言い方かアメリカらしいような。
大阪、を出した理由について監督は「ゴジラも戦ったことあるし」というような事を挙げていたっけ(笑)
そうそうニュースにテレ朝の中継車が映った(笑)
最後のオチ「地球環境に合わないため(微生物摂取により)絶命」には笑った。
地球人よりも知的で大昔から地球を監視していて準備してきたのに、机上の論理よろしく実際やってみたらダメでした~ってか。
でも戦闘機がミサイルや核で攻撃するより、地球の歴史の中で育まれてきたものによって、という所が良かったです。
(TB先で「ウィルスで死んだ宇宙人。。。ここ数年新しいウィルスが生まれその脅威にさらさわれている私たちを考えても、人間が宇宙人をやっつけることよりは不自然ではない」という感想を読んで目からウロコでした。まさに同感!<2005-07-07>)
ボストンはたまたま被害なかったのか? ロビーは何故助かったのか?は追求するのはやめておきましょう。
2005年6月29日(水)MOVIX三郷
世界同時公開な初日、レディースデー、とはいえ平日の昼間だし混雑はありませんでした。
しかし!通路を挟んだ隣のオバちゃんは「ぁー危ない危ない」「ほらやっぱり~だったねぇ」など始終おしゃべり(怒)
日本の映画館のマナーがあるのだから、最低限守ってくれ。
ファミレスのように店員呼出ボタンで、そういう客を追出して欲しい。。。
予告中に突然ピーター・ジャクソン監督のバストショットが映りました。
あまりにも痩せているので一瞬誰だかわかりませんでした。
「ロード・オブ・ザ・リング」の頃に見た丸々太った姿はいずこ?
「キングコング」の予告でした。 公開は12月。
監督は1933年版を観て映画監督になろうと思ったようです。
そして念願のリメイク。
ナオミ・ワッツ、ジャック・ブラック、エイドリアン・ブロディなどキャストも面白い。