隠れ茶を守る会 ブログ

茶処静岡の安倍川最上流、幻の銘茶の産地「梅ヶ島」の荒れゆく茶畑を・茶業を・景観を守るために活動を始めました。

梅ヶ島のわさび田ご紹介

2016年09月14日 | 梅ヶ島歳時記

This is where the WASABI in Umegashima are grown.

The fountain water from the mountains are essential for tasty and healthy WASABI.

 

わさびは、古くは飛鳥時代の文献からもその存在が知られる植物ですが、その栽培に関しては、梅ヶ島下流の有東木(うとうぎ)が、栽培を始めた初めての地として有名です。

江戸時代には徳川家康もこの有東木にわさび田を有し、お茶同様に愛用されていたとのことです。この家康公のわさび田は今でも有東木集落内に引き継がれております。

その有東木と谷を隔てたここ梅ヶ島にも数百年を超えるわさび田があります。

そのうちの一つがこちら。

集落から道なき道を30分ほど上り、トロッコに乗り換えて谷まで20分下ります。

  

湧き水を利用した段々畑での栽培。

ワサビは他の植物の発芽&繁殖を抑えるために発生させる辛み成分を清流で絶えず流し去らないと、わさび自身が自家中毒により枯れてしまいます。

この急斜面の段々畑では、辛みの強い品種のわさびを作ることが可能です。

絶えず流れる「清流」が無くてはならない要となるわさび栽培です。

  

わさびの抗菌作用は食品の細菌の繁殖を防ぐなど健康面でも有用ですが、その辛みが食事をより美味しくしてくれます。

刺身だけでなく、ご飯にわさび・餅にわさびもお薦めの召し上がり方です。

 

( photos by すーさん)

 

 

 

 

 


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