隠れ茶を守る会 ブログ

茶処静岡の安倍川最上流、幻の銘茶の産地「梅ヶ島」の荒れゆく茶畑を・茶業を・景観を守るために活動を始めました。

3/8 静岡県お茶振興課 ChaOIフォーラム発表会

2024年03月13日 | 最新ニュース

本年度第3回目のChaOI*フォーラムセミナーが開催されました。
(*ChaOIとは茶の生産者や流通販売業者のほか、観光業者や食品事業等の様々な業種の協同による静岡茶の新たな価値の創造と需要の創出を支援するための静岡県の機関。)
今回のセミナーは、ChaOIフォーラム4年間の活動からいくつかの事例を紹介し且つ、員同士の交流を図る目的での開催。

新たなお茶の効能や活用法を知ることができ、とても参考になる点が多いセミナーでした。
また、静岡県工業技術研究所の発表では、梅ヶ島産乳酸発酵茶「食べるお茶・発酵ほろに」についてご紹介いただきました。

セミナー内容は、下記のとおり。

◆内  容

  1.ChaOIフォーラム活動の4年間を振り返って  お茶振興課  主査 中村 孔秋 氏 

  2.ChaOIフォーラム活動事例報告

 (1)チャフラボン研究所 代表 石田均司 氏

     石田様は、ChaOIプロジェクト補助対象として、茶が持つ有効成分を化粧品素材等へ応用する技術の確立を目指して研究を進めてこられましたが、その研究対象の優れた特質、可能性を示して本構想の目指すところと、今後のChaOIフォーラム会員との連携に期待する点をお話しいただきます。

  (2)UKIWA 代表 西原 周 氏

     西原様は、令和5年度ChaOIプロジェクト補助対象として、廃棄茶葉を素材に用いたプラスチックカップの製作を行っています。この事業は、単にカップの新商品開発、販売するだけでなく、これを使ったお茶の購入が消費者の環境意識の高まりに訴えて、新たな価値観の創出につながることを目指している事例です。SDGsの実践に向けてユニークな取り組みを始めている事例として、さらに県内茶業者との連携の可能性をお話しいただきます。

  (3)株式会社プリズム 代表取締役 小野容子 氏

     小野様は、神奈川県の紅茶販売事業者でありながら、本県の茶葉に着目して独自の新商品を開発し、令和4年度世界お茶まつりの際には特に女性来場者から大きな注目を浴びました。海外への輸出や羽田空港での販売イベントに積極的に参加するなど、さまざまなネットワークを活かして販路を開拓しようとしている事例を御紹介いただきます。

  (4)株式会社岩崎恭三商店 代表取締役 岩崎麻須美 氏

     岩崎様は、令和5年度 ChaOIプロジェクト補助対象として、日本文化を取り入れた有機茶の新しい売り方を考案して東南アジア各国への販路拡大を目指しています。また本年度行われたシンガポール大使館での日本茶を紹介するイベントにも出展して、現地での販路拡大に実績を上げつつあります。今後の海外展開を目指す上でのポイントや、ChaOIフォーラム会員とのさらなる連携についてお話しいただきます。

  (5)株式会社堀川園 代表取締役 堀川佳通 氏

     堀川様は、令和4年度 ChaOIプロジェクト補助対象として、生産体制の転換を行いました。ドリンク茶の生産比率を高めつつ、従来のリーフ茶生産も併せて安定した経営基盤をいかにして確立しようとしているのか。また今後の新たな事業展開を図るうえでChaOIフォーラム会員との連携の考え方等をお話しいただきます。

  (6)NTT西日本静岡支店 公共営業担当課長 前田賢志 氏

     静岡県中部地域局が令和4年度に主催したワーケーションをきっかけに、NTT西日本静岡支店の皆様はChaOIフォーラム事務局と連携を深めてきました。社内での呈茶・試飲イベントの開催や関連会社のサービス提供を通じて、本県のお茶の魅力を再認識して、販路拡大につながる取り組みを推進している状況を御報告いただきます。

  3. ChaOIフォーラム活動への意見   静岡県工業技術研究所 

     ChaOIフォーラムのオープンイノベーション活動の推進に当たり、茶業研究センターと共に活動場所の提供や技術的な助言などの点で大きな力添えをいただいてきた工業技術研究所から、ChaOIフォーラムに対して、第3者の立場から御意見をいただきます。

  4. お茶振興課「職場及び家庭におけるお茶の飲用実態等の調査」報告

  5交流(名刺交換・情報交換)


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3/7 静岡工業技術研究所研究発表会が開催されました

2024年03月13日 | 最新ニュース

静岡工業技術研究所をより多くの県民に知っていただきたい、と一般に向けた研究発表と所内見学会が実施されました。

隠れ茶を守る会が東京農業大学と共同研究し、工業技術研究所に分析依頼しております「食べるお茶・発酵ほろに」につきましては、食品科のご担当者がポスターセッションおよびプレゼンテーションにてご紹介くださいました。

日本産の「食べるお茶・発酵ほろに」とミャンマー産の「ラペソー」の比較は、多くの方々にご試食いただき、まとめたものです。その節は、たいへんお世話になりありがとうございました。
東京農大の大学院生さんも工業技術研究所のご担当者も一年間とても頑張ってくださった成果です。
ご覧ください^^)
 

 


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