タカジアスターゼって、聞いたことありませんか?
夏目漱石『吾輩は猫である』を読んだ方なら、覚えがあるかもしれませんね。
「吾輩」の主人、珍野苦沙弥が愛飲する胃薬です(漱石はタカジヤスターゼと記しています)。
彼は胃弱で皮膚の色が淡黄色を帯びて弾力のない
不活発な徴候をあらわしている。その癖に大飯を食う。
大飯を食った後でタカジヤスターゼを飲む。飲んだ後で
書物をひろげる。二三ページ読むと眠くなる。涎を本の
上へ垂らす。これが彼の毎夜繰り返す日課である。
そのタカジヤスターゼの看板が高岡市立博物館の展示室にあったのです。
明治・大正期の「商家の店先」を復元したジオラマ
どうやら、このタカジヤスターゼを発見した高峰譲吉が、ここ高岡の生まれだからなようです。
その街の歴史と聞いたことがある言葉とが突然結びつく面白さ。
別にそれを知ったから、どうだというわけでもないのですが、面白いだけでいいじゃありませんか。
知らない街の博物館はそんな面白さに満ちているのです。
夏目漱石『吾輩は猫である』を読んだ方なら、覚えがあるかもしれませんね。
「吾輩」の主人、珍野苦沙弥が愛飲する胃薬です(漱石はタカジヤスターゼと記しています)。
彼は胃弱で皮膚の色が淡黄色を帯びて弾力のない
不活発な徴候をあらわしている。その癖に大飯を食う。
大飯を食った後でタカジヤスターゼを飲む。飲んだ後で
書物をひろげる。二三ページ読むと眠くなる。涎を本の
上へ垂らす。これが彼の毎夜繰り返す日課である。
そのタカジヤスターゼの看板が高岡市立博物館の展示室にあったのです。
明治・大正期の「商家の店先」を復元したジオラマ
どうやら、このタカジヤスターゼを発見した高峰譲吉が、ここ高岡の生まれだからなようです。
その街の歴史と聞いたことがある言葉とが突然結びつく面白さ。
別にそれを知ったから、どうだというわけでもないのですが、面白いだけでいいじゃありませんか。
知らない街の博物館はそんな面白さに満ちているのです。