予定が四日ずれたっつってたら、ものの見事に四日遅れでジャガー完成。スケジュールの計画だけは合ってたっつーことか。
出来上がってみれば何事もなかったようにケースに鎮座してる訳ですが、製作では色々ありました。
それでもイタレリなので外国製のプラモとしては楽な方だったかも。
なんせ展示会に間に合わせようと仕事の合間を縫ってかなりの突貫工事で進めましたんで、
製作途中の画像は前回以降全く無しです。普段は接着剤硬化待ちとか塗装の乾燥待ちとかのインターバルで
球体ジョイントのミニ三脚立てて製作途中の画像を撮ったりするんですが、そんな事する暇あるなら
時間は全て製作に回すって感じで頑張ったんですが、そもそもこんなキットの製作途中は今後必要になる事もないだろうってのもあった。
今回難儀したのは過去の製作記でも書いたようにボディーパーツの多分割構造と、あまりにショボいタイヤホイール。
そして透明フードなのに省略されまくりのエンジンルームとヨレヨレ寝ぼけ彫刻のくせに多分割ボディーの接合を邪魔するサイドモールって辺り。
他の部分は概ね形に出来ましたが、一旦削り取ってプラ材で再生させたサイドモールだけは納得いく物が出来なかったです。
下地段階でボディーに埋め込むって手も有ったんですが、それだと研ぎ出しの邪魔になりそうで結果新造する事にしたんですが
やっぱこういうのは下地段階でボディーに埋め込んだ方が良かったですね。ボディーカラーがタッチアップ不可な色ってのも
塗装後にモールを貼り付けるという厄介な方法を敢えて選択してしまった理由でもあります。
あと、フロントグリルも表面に豪快な突き出しピンが出ていて処理が難しく、これもプラ材で新造するハメになりました。
エバグリのプラ帯板が何故か接着剤の効きが悪く難儀さに輪を掛けてくれますた。
あと、ルーフはキットのパーツが曇りガラス系の艶消し処理になってて、何となくそのまま裏からスモークだけ吹いて貼り付けたんですが
ここは艶消し処理を研ぎ出してグロスにしといたほうが良かったようです。気付いたのがガッツリ接着した後なので渋々スルー。
また、これもガッツリ後に気付いたので泣く泣くスルーしたのがリアクォーター窓。キットパーツは一枚板で
サイドウィンドウからリアクォーターまで繋がってるんですが寸法が合ってないので、リアクォーターが
F40のリアクォーターみたいに窓後端が内側に入り込んで固定されてしまいました。ちなみにインストには
「サイドとリアクォーターは分割して処理する!」
と、テメェで「!」マーク付きで注意書きしておきながら、全く以て失念してました。製作中座期間が長かった上に
製作途中の記録もネタがネタだけに疎かにしていたツケを食らったようです。
今や窓越しにしか見えませんが、内装に関してはイタレリらしくメリハリの効いた綺麗な彫刻。
塗り分けが四色塗り分けでちょっと面倒くさいんだけど、0.2mmのエアブラシでフリーハンド塗り分けが比較的容易に出来るくらい
内装パーツはメリハリが効いてます。ただし、パーツの合いはバリと型ズレが邪魔してイマイチです。
塗装に関しては、前々から考えていたキャンディー系の塗装を試し打ち。メタリックやパールの粒子は表に出ず
パッと見は透明度の高いソリッドカラーのように見えて、光源下ではハイライト部分が金属系の反射をするってのを狙ってみた。
通常のシルバーよりもトーンが暗めでメタリックの粒子が細かく綺麗な銀をベースにって事で、
先ずはクレオスのスーパーステンレスを下地にして、その上にスパッツスティックスのキャンディーカラー用の透明度の高いパープルダイナマイトをコート。
吹きっぱなしだと乱反射というか綺麗に反射してくれずひょっとして目論見外れたかと心配しましたが
キンキンに研ぎ出してみたらば、ちゃんと想定通りとも言うべき色合いになってくれてホッとしました。
結構作業量が多かった割に、出来上がってみればタミヤの素組み程度の見栄えしかなく、やっぱ普通この車作るならタミヤの方が良いと再認識。
さぁ、一個片付いたので、次回からは、もう一つの夏の忘れ物アストンDBSに再突入することにします。